アクションカムが不要になるアウトドア向けスマホ「Trekker X4」がカッコいい:山根康宏の海外モバイル探訪記
アウトドアでの利用を第一に考えたタフな性能を持つスマートフォンの専業メーカーが海外にはいくつかあります。Crosscallもその1つで、欧州などで製品を展開しています。その最新モデル「Trekker X4」はタフで強固なボディーに使いやすい工夫を加えたスマートフォンです。
アウトドアでの利用を第一に考えたタフな性能を持つスマートフォンの専業メーカーが海外にはいくつかあります。Crosscallもその1つで、欧州などで製品を展開しています。その最新モデル「Trekker X4」はタフで強固なボディーに使いやすい工夫を加えたスマートフォンです。
フロントサイドからは分かりにくいものの、背面を見るとTrekker X4のボディーは大きなカメラに黒い樹脂でしっかりとおおわれた、質実剛健なデザインになっています。メーカーロゴでもある「C」のロゴの下にあるのは「X-Link」と呼ばれるコネクターで、マグネット式で通電も可能。例えば、X-Link対応のモバイルバッテリーはTrekker X4との接続側が丸い磁石になっており、このコネクター部分に当てると磁石で接続、そのまま通電もできます。X-Link対応製品は他にも登場予定とのこと。
本体の右側には指紋認証センサーを搭載しています。アウトドアで使うときなら本体を握ったままのことが多いでしょうから、この方が使いやすいはず。本体の厚みは12.85mm、重量は250gありますが、手袋をしていてもしっかりホールドできますし、本体のフレームが高剛性な金属であることを考えると相応の重さでしょう。
左側にはボリュームキーなどが並びます。凹凸のある独特のデザインは耐衝撃性を高めるためのものでしょうか。本体はIP68の防水対応で水深2mの水中でも1時間の使用に耐えられ、もちろんMILスペックにも対応。さらにディスプレイはゴリラガラス5で覆われているので、傷がつきにくくなっています。
カメラは1200万画素ですが、170度の広角に対応しアクションカム代わりにも使うことができます。なお画角は88度、110度、140度と4段階に切り替え可能。さらに動画の編集アプリも標準搭載しており、撮影した映像を即座にSNSにアップしてシェアすることも可能です。
ディスプレイは5.5型、1080×1920ピクセルの16:9。最近のワイドディスプレイと比べるとちょっと懐かしい気もしますが、アウトドアユースを考えるとこの形状が向いているのかもしれません。Snapdragon 660にメモリ4GB、ストレージ64GBは若干物足りないものの、週末になれば海や山に出掛ける人には最適な1台といえそうです。
日本ではまだこの分野の製品は数えるほどしかありませんが、欧州ならこのCrosscallをはじめとする製品をよく見かけます。フィーチャーフォンでもタフ仕様モデルがあるなど、ニッチな市場ながらも特殊市場に特化した製品がしっかりと売れる市場規模があるのでしょうね。
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