「Yahoo!防災速報」に新機能、周辺ユーザーと災害状況を共有可能に
ヤフーは10月11日、スマートフォン向けのアプリ「Yahoo!防災速報」(iOS/Android)に新機能として「災害マップ」を追加。ユーザー自身が現在地の状況を投稿したり、周辺にいる他のユーザーの投稿を地図上で確認したりできる。
ヤフーは、スマートフォン向けのアプリ「Yahoo!防災速報」(iOS/Android)に新機能として「災害マップ」を追加し、10月11日から約1カ月後までの期間限定で提供する。
災害マップでは、ユーザー自身が現在地の状況を投稿でき、現在提供している自治体や気象庁から発信される情報だけではなく、周辺にいる他のユーザーの投稿を地図上で確認できる。
ユーザーの現在地や設定した地域の周辺で、災害状況に関するユーザー投稿数が、所定の条件のもと異常が発生していると判定された場合にプッシュ通知が届く。これにより、災害が発生する数時間前からどんな危険が迫っているかを確認でき、迅速な避難行動につながるという。
また、異常感知通知から遷移した地図画面上や、避難情報、大雨危険度の通知画面に表示される投稿ボタンから、現在地の災害状況やライフラインの状況を選択・投稿し、他のユーザーに共有できる機能も追加された。
ただし、1つの通知に対して投稿できるのは3時間以内に1度のみ。また、現地の状況を共有することを目的としているため、現在地への通知を受け取った場合のみ投稿できる。
新機能を追加した理由について、ヤフーの広報は「西日本豪雨や千葉を襲った台風15号など、大規模な災害が多く発生しており、深刻に受け止めている。災害マップを通して、現在いる地域の災害情報をより多くの人が共有することで、避難の判断材料につながる。提供期間中の利用状況などを踏まえ、順次機能を追加していく」とコメントした。
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