調査リポート
増税後はコード決済の利用率が3倍に、利用率トップは「PayPay」
インフキュリオン・グループは、11月7日にキャッシュレス決済利用状況の調査結果を発表。増税後のQRコード決済利用率が11.6%から35.7%に拡大し、最も利用率が高いのは「PayPay」の63.8%となった。
インフキュリオン・グループは、11月7日にキャッシュレス決済利用状況の調査結果を発表した。
本調査は16~69歳男女2万人を対象とし、10月18日~10月21日にインターネット上で回答を得たもの。同社が2019年3月に当社が実施した「決済動向調査2019」と比較し、2019年10月1日の消費税率引き上げ後の動向をグラフ化している。
「クレジットカード」「ブランドデビット」「ブランドプリペイド」「電子マネー」「QRコード決済アプリ」のうち、いずれかのサービスを「利用している」という回答を比較したところQRコード決済利用率が11.6%から35.7%に拡大。QRコード決済アプリ1つ以上を利用している人へ利用アプリを聞いたところ、最も利用率が高いのは「PayPay」の63.8%で、続いて「LINE Pay」が29.6%、「楽天ペイ」が28.8%となった。
advertisement
消費増税後の支払い方法について、キャッシュレス決済を利用する回数の変化について聞いたところ、キャッシュレス決済の利用が「かなり増えた」「まあまあ増えた」と回答した人は45%となっている。
関連記事
コード決済でクレカ、銀行口座、現金でチャージする理由は? MMDが調査
MMD研究所は、11月6日に「QRコード決済の支払い登録方法別 利用実態調査」の結果を発表した。登録支払い方法・チャージ方法を選択した理由は、クレカ利用者は「ポイントやお得さ」、銀行口座や現金利用者は「キャンペーン期間中でお得だった」と回答した。非接触決済は「使い勝手が良い」、QRコード決済は「お得である」――スマホ決済のイメージに差 MMD研究所調べ
MMD研究所が、非接触決済利用者とQRコード決済利用者を対象とした「2019年9月 スマートフォン決済の利用に関する意識調査」の結果を発表。非接触決済は「使い勝手が良い」、QRコード決済は「お得である」といったスマホ決済へのイメージなどについて聞いている。コード決済の満足度1位は「PayPay」、店舗やキャンペーンが高評価 J.D.パワー調査
J.D.パワーが「2019年QRコード・バーコード決済サービス顧客満足度調査」の結果を発表。総合満足度ランキング1位は「PayPay」で、特に「利用できる店舗・ウェブサイト」「キャンペーン/ポイントサービス」の評価が高い。6割が週1回以上キャッシュレス決済を利用 5人中4人は「現金支払いよりも便利」と回答 JCBが調査
ジェーシービーがキャッシュレス決済に関する調査を実施。結果を発表した。回答者の約6割が週1回以上キャッシュレス決済を利用しており、5人中4人は「現金支払いよりも便利」とした。一方、利用をためらう理由上位は「使用可否が不明」「残高の不安」「少額だと嫌がられる気がする」となった。小規模サービス業・小売業の7割以上がキャッシュレス決済を導入済み
ラクーンコマースは、7月10日にキャッシュレス決済の導入に関するインターネット調査の結果を発表した。7割以上がキャッシュレス決済を導入しており、導入数が最も多い決済方式はクレジットカードの9割。売上比率は10%未満が約5割と導入効果を特に感じておらず、決済手数料での利益減少や資金繰りに対する不安も多い。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.