レビュー

望遠カメラが独特の「Galaxy S20 5G」 AIで撮り放題の「シングルテイク」も面白い荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

「Galaxy S20 5G」はトリプルカメラを搭載しているけど、望遠カメラの画角が広角並みの28mm相当。1200万画素のセンサーに2倍の望遠レンズを付けるのではなく、新しく6400万画素のセンサーに広角レンズを付けて望遠用にしているのだ。新機能の「シングルテイク」も試した。

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ライブフォーカスとナイトカメラも忘れるな

 と、大きく変わった2点以外はおなじみの機能ばかりなので、さらっと行きたい。


自撮りをお願いして構えてもらったの図

 まずポートレート。保護猫シェルターqueueの店長さんにモデルになってもらって撮影。


マスクをしていてもちゃんと人物と認識した

 ビューティー機能はオンで。肌がきれいになっている。マスクをしているけど、ちゃんと顔を認識しているのだ。

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美肌がかかっているのが分かる。猫を膝に乗せてなでているの図

 続いて自撮りもお願いした。インカメラは10M(1000万画素)。


自撮りしているの図。ビューティー機能は真ん中あたりで

自撮り。肌の滑らかさや顔の明るさがすごくいい感じ

 続いて料理とか桜の花びらとかうちの猫もどうぞ。


料理認識で、フライを。これもいい感じ

水面の花びら。思ったより花びらの色がしっかり出ていい感じで驚いたのだった

ちゃんと猫認識してもらったうちの猫。左のキジトラ猫の寝姿があまりにもアクロバティックで面白かったので、つい載せてみた

 看板や貼り紙などを撮ろうとすると自動的にそれを見つけてくれるのもよし。


ポスターとか解説板とかよく撮る人にいいかも。「スキャン」をタップすると黄色い枠内を四角くきれいに撮ってくれるのだ

 ここでスキャンをタップすると、枠の部分だけがちゃんと真っすぐに補正されて記録される。スマートフォンのカメラを画像メモ的に使う人にはすごくよい。

 さて、カメラアプリの画面を見るとこうである。


カメラアプリの画面をよく見ると、「ライブフォーカス」や「ナイト」がない!

 シングルテイク、写真、動画、その他。おなじみのライブフォーカスやナイトモードは? というと「その他」に入っているのだ。

 そしてその他に入っている撮影機能から必要なものをトレイに追加できるのである。これはよい。

 その他にあるアイコンからよく使うものをモードトレイにドラッグしていって追加すればよい。今回はライブフォーカスとナイトを追加してみた。自分が使いやすいようカスタマイズできるのである。


よく使う機能はドラッグしてモードトレイに追加すればすぐアクセスできる

 よいアイデアである。で、ライブフォーカスとナイトを追加して撮ってみた。


ライブフォーカスモードで撮った招き猫の銅像。背景がきれいにボケている

ナイトモードで桜の裏から満月を。ここまで撮れるとは! って感じだ

 Galaxy S20 5Gは1億画素センサーのUltraに比べるとちょっとマイナーチェンジっぽいのだけど、こうしてみると新しい試みがいろいろと入っていて面白くて長くなってしまった。

 相変わらず、ディスプレイは明るくてくっきりしていて見やすいし、撮れる絵は見栄えがするし、けっこうヒット率も高くて安定感があるしで、さすがだなぁと思う次第である。

 カメラ性能や使い勝手で選ぶなら、トップグループ間違いなし。個人的には画質の安定感もさることながら、ベストショット機能とシングルテイクが他社にはない良さだなと思う。

撮影協力:保護猫シェルターqueue

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