Xiaomi「Mi Note 10」の普及モデル「Mi Note 10 Lite」が登場 技適も取得済み:山根康宏の海外モバイル探訪記
日本でも2019年12月に発売されたXiaomiの「Mi Note 10」は、業界初の1億800万画素カメラを搭載したことで話題となりました。Xiaomiが5月に発売した「Mi Note 10 Lite」は、「Mi 10 Lite」をベースにしたミッドレンジモデル。カメラはMi Note 10とどう違うのでしょうか?
日本でも2019年12月に発売されたXiaomi(シャオミ)の「Mi Note 10」は、業界初の1億800万画素カメラを搭載したことで話題となりました。しかし2020年になると各社の主力モデルは5Gに対応するようになり、4Gのみに対応した高価格スマートフォンは立ち位置が微妙になりつつあります。
Xiaomiが5月に発売した「Mi Note 10 Lite」は、Mi Note 10のプラットフォームをほぼそのまま利用した製品です。本体サイズはそのままに、カメラスペックを引き下げ、手ごろな価格で購入できるカメラフォンとすることで、Noteシリーズを改めてアピールしようとしています。香港で発売になったMi Note 10 Liteを触ってみました。
【訂正:2020年6月1日22時48分 初出時に、「『Mi Note 10 Lite』は、Mi 10 Liteのプラットフォームをほぼそのまま利用した製品」としていましたが、正しくは「Mi Note 10のプラットフォーム」です。おわびして訂正致します。】
Mi Note 10 Liteの本体サイズは74.2(幅)×157.8(高さ)×9.7(奥行き)mm、Mi Note 10と全く同じです。重量はMi Note 10の208gよりわずかに軽い204g。バッテリーサイズは5340mAhと両者変わっていないので、4gの差はカメラモジュールの違いによるものなのでしょう。
背面はカメラモジュールを左上にまとめた2020年トレンドのデザイン。本体カラーはMi Note 10と同じグレイシャーホワイトとオーロラグリーンに加え、新たにこのネブラパープルが加わっています。なお、Mi Note 10にあったミッドナイトブラックはありません。
カメラは6400万画素(広角)、800万画素(超広角)、200万画素(マクロ)、500万画素(被写界深度測定)の4眼構成。全てのカメラを1つの台座に並べています。インカメラは1600万画素で、Mi Note 10の3200万画素よりスペックダウンしています。
Mi Note 10のカメラは、500万画素(10倍望遠)、1200万画素(2倍望遠&ポートレート)、1億800万画素(高画質)の3つのカメラ部分だけが独立して本体からやや出っ張って配置されています。その隣に並ぶのは2000万画素(超広角)と200万画素(マクロ)です。カメラ周りのデザインはMi Note 10 Liteの方が分かりやすいように見えます。
本体を横から見るとカメラ部分の出っ張りがほとんどないことが分かります。そのため、ケースを付けずに手に持っていてもカメラ部分が気になりません。
そのカメラのUI(ユーザーインタフェース)は一般的。6400万画素を使うときはメニューから切り替えます。Mi Note 10 Liteのカメラは望遠領域側はやや弱いものの、マクロも備えているため、日常を記録するカメラとしては十分な性能を有しているといえます。
Mi Note 10 Liteの香港での価格はメモリ6GB+ストレージ128GBで2499香港ドル(約3万5000円)とだいぶ手ごろなレベルです。香港のXiaomi店舗でも多くの注目を集めていました。先進国でも十分受け入れられる製品になりそうです。
なお、日本での展開は2020年5月末時点で不明ですが、既に技適を通っているという情報があります。実際に香港で展示されていた製品には技適の記載がありました。もしかするとSIMロックフリーで日本で出てくるかもしれません。期待したいものです。
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