マイナンバーカードで給付金10万円をスマホから申請、さらに5000円還元もゲットする方法(3/4 ページ)
特別定額給付金の申請と受け取りが始まっています。マイナンバーカードがあれば、申請はスマホで済みます。オンラインでの申請方法について解説しましょう。
キャッシュレス決済25%還元の「マイナポイント事業」もチェックしよう
せっかくマイナンバーカードがあるなら、総務省の「マイナポイント」に登録して、キャッシュレス決済で利用した金額の25%(最大5000円分)の還元も受け取れるようにしましょう。マイナポイント事業は総務省が7月に開始する、マイナンバーカードのICチップにある電子証明書を使って利用できるポイントサービスです。
この25%還元(最大5000円分)は「マイナポイントを活用した消費活性化策」として、消費税増税に対する消費の活性化とマイナンバーカードの普及促進、官民共同利用型キャッシュレス決済基盤の構築として以前から予定されていました。
現在は登録予約が開始されており、7月以降にマイナポイントで利用できる、キャッシュレス決済サービスの登録が始まる予定です。その後、9月から2021年3月までに登録したキャッシュレス決済で利用した金額が、還元対象になる予定です。
25%(最大5000円)の還元はマイナポイントとして付与され、マイナポイントで登録したキャッシュレス決済にチャージすることで、利用可能になる予定です。
対応するキャッシュレス決済方法ですが、クレジットカードやSuicaなどの交通系ICカード、PayPayなどのコード決済も対象で、現在知られているほとんどのキャッシュレス決済が対応を表明しています。
ちなみに、総務省はマイナポイントにも合わせて、コード決済の統一QRコード「JPQR」の全国本格展開を6月中旬に開始します。これは店舗に置かれているPayPayやd払い、LINE Pay、楽天Payなど各社のQRコードを、1つのQRコードに統一できるものです。
実際にマイナポイント事業に登録する
前述の通り、現在は7月のマイナポイント開始前の予約登録として、総務省が2017年に構築した、マイキープラットフォームの「マイキーID」に登録できます。
マイキーIDの特徴は、マイナンバーカードの電子証明書(利用者証明用電子証明書)をもとに、1人1つだけアカウントを持てるサービスです。一般的なIDとパスワードを使うアカウントと違い、ログインにはスマートフォン(またはカードリーダーを接続したPC)にマイナンバーカードを近づけて電子証明書とその暗証番号を使います。
実際に、マイキーIDの登録とマイナポイントの予約をしてみましょう。iPhoneはApp Storeで「マイナポイント」アプリをインストールします。AndroidスマートフォンはGoogle Playで「マイナポイント」アプリと「JPKI利用者ソフト」アプリの2つをインストールします。
アプリを起動したら「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」をタップします。進めるとマイナンバーカードの電子証明書を読み取る画面に移行するので、スマートフォンとカードを重ねて置き、利用者証明用電子証明書の4桁の数字の暗証番号を入力して読み込みます。
次の画面でランダムな文字列のマイキーIDが表示されるので(後から変更できます)、「発行」をタップすると完了です。ここから先の手続きは、マイナポイントが開始される7月以降となります。正式な開始まで待ちましょう。
マイキーIDを変更したい場合は、マイナポイントアプリを起動した後「利用者マイページへ」をタップしてマイナンバーカードでログインした後、左上の「menu」から「マイキーIDの変更」から行えます。
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