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「iOS 13.5.1」「iPadOS 13.5.1」リリース セキュリティを改善
5月21日から配信され始めた「iOS 13.5」に、早くも修正パッチプログラムが登場。メモリ関連の脆弱(ぜいじゃく)性を突いて、アプリケーションが「カーネル特権」で任意の命令を実行できてしまう問題が修正される。
Appleは6月2日(日本時間)、「iOS 13.5.1」「iPadOS 13.5.1」の配信を開始した。iOS 13/iPadOS 13に対応する全てのデバイスが対象で、適用することでセキュリティ問題が修正される。
今回修正されるセキュリティ問題は、アプリケーションが「カーネル特権」で任意の命令を実行できてしまうというもので、「CVE-2020-9859」という識別子が付いている。
既にこの脆弱(ぜいじゃく)性を使った「脱獄」ツールが出回っていたが、今回の更新で「収監」されることになる。
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