レビュー
「Xperia 1 II」レビュー 映像・音楽・ゲームの体験に満足も、カメラはユーザーを選ぶ?(5/5 ページ)
Xperia初の5Gモデル「Xperia 1 II」がauとドコモから発売された。21:9の画面サイズを持つ本機だが、その使い勝手はどのように進化したのだろうか。また気になるカメラ機能についても詳しく解説する。
「SNSで映える写真」にも振ってほしい
今回のXperia 1 IIは、スマホの操作に慣れた人ほど使いやすい理想的なモデルだ。高画質な映画やゲームを余計なノイズなく楽しめる平面ディスプレイに、縦長で2画面アプリ操作が楽で、高品質なステレオスピーカーやイヤフォンジャック、充実したゲーム機能など、スマホのヘビーユーザーにとってうれしい機能が詰め込まれている。ヘビーユーザーにとっての実用性では、今回の5G搭載モデルでもトップクラスと言っていいだろう。
それだけに、カメラ周りの絵作りや細かいUIが、今どきではないのが気になる。特に日本のスマートフォン市場のXperiaは、老若男女問わず名前を知っている日本メーカーだから買うという場合も多いだけに、もう少しだけ今の流行である「SNSで共有しやすい・映える画像や動画を作る機械」という方向に振ってもいいのではないだろうか。今回、Photography Proの追加により、写真と動画撮影の本格撮影アプリがそろったので、ちょうどいい機会ともいえる。
筆者としては、XperiaでαやVENICEを追いかけるよりも、VLOGCAMやRX0 IIの機能を持たせて、アクションカムや遠隔操作できるカメラとして使える方がうれしいのだが。
advertisement
関連記事
「Xperia 1 II」を2週間使って感じた“反転攻勢”の仕上がり ただし内蔵アプリに不満も
初の5G対応Xperiaとして発売される「Xperia 1 II」が、ドコモとauから出そろった。通信方式だけでなく、カメラも大きく進化。デザインもXperia 1より洗練され、“Xperiaの反転攻勢”を支える1台に仕上がっている。2週間ほどメインの端末として使い込んで分かったことをまとめたい。「Xperia 1 II」のカメラを試す(前編) 本職デジタルカメラ的な写りが魅力
スマートフォン機能を持つソニーのデジタルカメラ位置づけられている「Xperia 1 II」。このためカメラの実力については、誰もが気になるところだろう。「大三元レンズ」を備えたXperia 1 IIのカメラ機能を、作例とともにご紹介する。ソニーモバイルに聞く「Xperia 1 II」 5G対応からカメラの進化、イヤフォンジャック復活まで
「Xperia 1 II」は、シリーズで初めて5Gに対応したモデル。特徴的な21:9の4K有機EL画面を前モデルの「Xperia 1」から受け継ぎつつ、カメラには新たに「α」シリーズの操作性や高速連写機能を搭載した。その狙いについて、ソニーモバイルの開発陣に話を聞いた。auの「Xperia 1 II」は5月22日発売 13万3600円(税込み)
KDDIが、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のスマートフォン「Xperia 1 II SOG01」を5月22日に発売する。価格(税込み)は13万3600円で、「かえトクプログラム」適用後の価格は7万9120円。ソニーのデジタル一眼カメラ「α」の技術を注入しており、20コマ/秒の高速連写や、人物と動物の瞳にピントを合わせる「瞳AF」機能を備える。前モデルとの違いは? 写真で解説する「Xperia 1 II」と「Xperia 10 II」
「Xperia 1 II」は、Xperiaシリーズとして初めて5Gに対応した端末だ。待望の3.5mmイヤフォンジャックが復活したこともトピック。4G対応のミッドレンジ端末「Xperia 10 II」と合わせて、本記事で詳細をレポートする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.