速報

「Android 11 β2」リリース プラットフォームの安定性を確定

Googleが次期モバイルOS「Android 11」のβ2をリリースした。開発者向けにプラットフォームの安定性を確定した。今秋予定の公式版リリース前に、あと1回βアップデートがある見込み。

 米Googleは7月8日(現地時間)、次期モバイルOS「Android 11」のβ2をリリースした。既にβ1をインストールしている端末にはプッシュ通知が届き、アップデートが可能だ。

 β2は一般ユーザー向けの新機能はほとんどなく、開発者がアプリを確認するための「安定性」を確定することが中心。Googleは開発者に対し、APIやOSの動作はこのバージョンで確定するので、アプリの最終確認をするよう勧めている。


 今後のタイムスケジュール(上の画像)は、第3四半期(7~9月)に予定されている公式版リリースの前にもう1回β版のアップデートがある。なお、米Android Policeなどによると、公式版のリリースは9月8日になるとみられる。

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 同社はまた、Pixel以外のAndroid端末のOSアップデートが遅れる問題改善の取り組みについて説明した。端末メーカーに開発者プレビューを提供したり、「Project Mainline」でOSの一部をGoogle Playストアから更新するモジュールに分離したりすることで、OSの「フラグメンテーション」は改善されているという。現行のAndroid 10は、リリース後5カ月で1億台の端末で実行されており、これはAndroid 9より28%高速だとしている。


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