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熱中症の注意やみまもりも スマートホームサービス対応ガス警報器「快適ウォッチSMART」発売
新コスモス電機とソフトバンク子会社のエンコアードジャパンが連携し、スマートホームサービスに対応した新世代のガス警報器を発売する。都市ガス大手の東邦ガス(名古屋市)と西部ガス(福岡市)が採用し、採用事業者は順次拡大する方針だ。
新コスモス電機とソフトバンクの子会社であるエンコアードジャパンは7月20日、スマートホームサービスに対応した都市ガス警報器「快適ウォッチSMART(スマート) XW-735」を発表した。エンコアードジャパンのマルチセンサー「コネクトセンサー」とのセットで、都市ガス大手の東邦ガス(名古屋市熱田区)では「みまもり警報器」として8月21日から、同じく大手ガス大手の西部ガス(福岡市博多区)では「快適ウォッチSMART」として9月21日から提供される予定だ。
快適ウォッチSMARTの概要
XW-735は、一般的なガス警報器が備える「ガス漏れ」「CO(一酸化炭素)発生」の警報機能に加え、Wi-Fi(無線LAN)やBluetoothで通信する機能を備えている。Wi-Fiはルーターなどを介してスマートフォンとの通信やインターネット通信に、Bluetoothはコネクトセンサーとの通信に用いられる。
快適ウォッチSMARTのサービスは、エンコアードジャパンが提供するスマートホームアプリ「コネクト」を介して提供される。ガス漏れやCOが発生した際に、コネクトアプリをインストールしたスマートフォンにプッシュ通知ができる他、コネクトセンサーの備えるセンサーを併用して以下のような用途にも利用できる。
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- 簡易セキュリティ(ドアの開け閉め通知)
- 威嚇音声の再生(ドアの開け閉めに連動)
- 生活見守り、帰宅確認(ドアの開け閉めで消息確認)
- 熱中症や室内乾燥に対するアラート(温湿度センサーを利用)
先述の通り、まず東邦ガスと西部ガスで採用が決まったが、今後も需要喚起に努め、他のガス供給事業者での採用を目指すという。
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