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ドコモ、法人向けに共通認証IDや公衆Wi-Fiを提供 200円ごとにたまるポイントサービスも

NTTドコモは、新たな法人向けサービスとして共通認証ID「ビジネスdアカウント」、新たな会員プログラム「ドコモビジネスメンバーズ」を順次提供。さらに、会員が無料で利用できる公衆Wi-Fiサービスも提供する。

 NTTドコモは、8月17日に新たな法人ビジネスの取り組みについて発表。共通認証ID「ビジネスdアカウント」、新会員プログラム「ドコモビジネスメンバーズ」、無料公衆Wi-Fiサービスを順次提供していく。

 ビジネスdアカウントは「dアカウント」の機能をベースに、法人向けの機能を追加した共通認証ID。2021年4月からは法人名義でドコモ回線を利用しているユーザーを対象とし、2021年7月からはドコモ回線を利用していないユーザーにも提供する予定だ。利用料金は無料。


ビジネスdアカウント

 FIDO/FIDO2対応の生体認証によるパスワードレスのログインや、シングル・サイン・オン機能に対応し、24時間365日体制のセキュリティ監視を行う。開始時点で約60種類のソリューションに対応し、一部は利用者情報を連携できる。

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約60種類(予定)のソリューション・サービスに対応

 「ドコモビジネスメンバーズ」に入会すると利用できる「ポイント/ユーザー管理グループ」では、従業員への「ビジネスdアカウント」一括発行や、従業員のアカウント・ユーザー情報の管理、セキュリティの設定なども可能。回線利用のないユーザーも含めた従業員への管理権限付与など、管理体系に合わせて権限委譲もできる。資本関係のある企業間であれば、複数の企業の社員で1つの「ポイント/ユーザー管理グループ」を組むことも可能としている。


「ポイント/ユーザー管理グループ」の利用イメージ

 ドコモビジネスメンバーズは、法人の利用者なら誰でも入会できる入会金・年会費無料の会員プログラム。ポイント名称は「ドコモポイント」から「ドコモビジネスポイント」に変わり、従来「1000円」につきたまっていたところ「200円」につきたまるようになる。ドコモ回線の利用だけでなく同社が提供するソリューションの利用や契約数に応じてポイントをためられる。提供は2021年7月からの予定。


ドコモビジネスメンバーズ

 ポイントは回線利用料金の支払いや、対象ソリューション利用料金の支払いに充当可能。ポイント/ユーザー管理グループを活用すると、グループ単位で保有ポイントを集約・利用でき、回線利用のないユーザーを含む従業員にポイントの管理権限を付与することもできる。


「ポイント/ユーザー管理グループ」の利用イメージ

 法人向け会員プログラムの会員で「ビジネスdアカウント」と「法人名義で契約のNTTドコモ回線」を持つユーザーには、無料の公衆Wi-Fiサービスを2021年5月から提供予定。申込時点から各種Wi-Fiスポットを同時に2台まで接続でき、ドコモの回線契約があるスマートフォンなどはSIM認証を利用して端末のWi-Fi機能をオンにすれば接続できる。


法人の会員向け公衆Wi-Fiサービスの内容

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