猫向けスマートバンド!? IoT首輪「Catlog」を使って子猫の活動データを24時間記録した:tsumug edge(2/3 ページ)
おうちハックで生活は便利になるのか? 筆者ななみんが猫「3匹」(1匹増えました!)と一緒に実証していく中で、猫の生活をテクノロジーで見守る首輪型ウェアラブルデバイス「Catlog」を試してみました。
いよいよCatlogを導入!
デビュープランでCatlog Pendantに慣れてくれたところで、生まれて3カ月目となる5月22日、いよいよ本物のCatlog一式をころにゃさんにプレゼントし、計測を開始することにしました!
ここで初めてCatlog Homeを設置し、アプリを使って初期登録しました。
Catlog Homeはハブデバイスで、Catlog Pendantに内属されている加速度データをクラウド上にアップロードする機能を備えている他、温度センサーも搭載しています。また、Catlog HomeにはCatlog Pendantを取り付け充電するという役割もあります。
なお、Catlog HomeとCatlog Pendantは常時Bluetooth接続されている必要があります(接続が切れてしまうとその間は行動判定がされなくなります)。
我が家は、成猫2匹に着けるのは諦めているため、子猫1匹のみの着用にしているのですが、首輪に慣れている猫が複数いるご家庭の場合は、Catlog Homeを買い足す必要はなく、Catlog Pendantを猫の頭数分用意するだけで利用できます。
猫が何をしているか、アプリで一目瞭然!
充電を済ませ、Catlogのアプリ上でデータが同期されていることを確認した後に、ころにゃさんにCatlog Pendantを装着し、アプリで確認してみました。
このように、猫が何をしているかがアプリの画面で一目で分かるのです!
猫の様子は現在、「眠っている」「くつろいでいる」「毛づくろい中」「歩いている」「走っている」「食事をしている」の6種類で表示されます。
ころにゃさんは、よく家の中で隠れてどこに行ったか分からなくなる時があるのですが、その時にCatlogで確認して「眠っています」と表示されていたらそっとしておいてあげたり、外出した時に確認して「走っています」だった時は元気そうなので安心したりと、アプリで様子を見るだけで癒やされるんですよね。
我が家はネットワークカメラや猫用のカメラ付き餌やり器も導入していますが、猫がくつろぐ場所がソファーの下などカメラに映らない場所だと、外出先から確認しても見つけられなかったのです。Catlogは「今、猫が何しているのか」を知りたいという気持ちに100%応えてくれる製品なので、そこが非常に便利だと思います。
また、直近1日分の行動はこのようにタイムラインで表示されます。
猫の状態判定はリアルタイムではなく、平均で数分~10分程度かかっているように見えました(電池持ちのためというのと、行動判別に時間を要しているのかもしれません)。ベンガル猫は、猫の中でも群を抜いて活動的な品種であり、ころにゃさんも、さっきまで走り回っていたのに急に眠り出したりと目まぐるしく動くのですが、そのような場合はリアルタイムに動きが反映されないことが多いです。例えば、本当は食事をしているのに、眠っている判定をされたりすることも……。
家の温度が分かるのが地味に便利! 毎日の「猫日誌」も
使ってみて気が付いたことがあります。Catlog Homeに内蔵された温度センサーで測定した部屋の温度がアプリ上に表示され、外出しているときは非常に便利です。
というのも、ころにゃさんが我が家に来て数日後、体調を崩したことがあり、気温が低かったことが原因ではないかと思ったため、それ以降、我が家は部屋の温度(と湿度)にこれまで以上に気を遣っているのです。
猫さんにとって、最適な気温は20~28度(湿度は50~60%)と言われています。私は外出中、猫の行動を確認するついでに部屋の温度が適温かどうかを確認しています。
アプリには「猫日誌」という機能もあります。
毎日夜12時を回ると前日の猫日誌が表示され、食事の回数、運動時間、睡眠時間が表示されます。「運動時間」は、走っていた時間を累積表示しています(歩いていた時間はカウントされないようです)。
シャオミのスマートバンド並みの電池持ちとは言えませんが、1週間程度は電池が持つので、週末など定期的に実施しています。また、Catlog Pendantの電池残量が少なくなると、「充電してください」と通知が来るので、忘れていても充電タイミングを教えてもらえます。
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