グッド・ラックが「Wi-Fiの課題に関する調査」を実施 不満は「通信速度」と「料金」
グッド・ラックは、10月13日に「Wi-Fiの課題に関する調査」の結果を発表。サービスで重視するポイントは「通信速度」「月額料金」で、約3人に1人が「速度制限」の経験があると回答した。利用目的は「ネットサーフィン」「動画視聴」など。
グッド・ラックは、10月13日に「Wi-Fiの課題に関する調査」の結果を発表。対象はプライベートで利用するWi-Fiサービス契約者のうち、全国の20代以上の男女500人。調査期間は7月23日~27日。
Wi-Fiサービスを選ぶ際に重視するポイントで最も多いのは「通信速度(55.6%)」「月額料金(55.6%)」で、一方「通信制限の有無(27.6%)」「通信容量の大きさ(21.2%)」という回答も多い。総合的にスムーズな通信を重視するユーザーが多い傾向にあることが分かった。
通信制限は31.8%と約3人に1人のユーザーが経験しており、現在利用しているWi-Fiサービスの月額料金は「4000円~5000円未満(22.0%)」が最も多く、約4割は「3000円以上5000円未満」の範囲で利用している。一方、理想の月額料金は7割以上が「3000円未満」と答えていた。
現在利用しているWi-Fiサービスについて、約半数が「満足していない」と回答(46.0%)。理由は「通信速度が遅い(42.6%)」が最も多く、月額料金についても「(月額料金が)高い(39.1%)」という回答が多く集まった。また、3人に1人はWi-Fiサービスを乗り換えた経験がある。
Wi-Fiサービスで通信する主な目的は「ネットサーフィン(34.2%)」が最も多く、「動画視聴(YouTubeなど)(27.0%)」「SNSの閲覧・更新(13.8%)」などの回答が多く集まった。新型コロナの影響で「リモートワーク」という回答も見られた。
同社は総務省からの行政指導により「どんなときもWiFi」の「無制限プラン」を終了し、既存ユーザーへ代替プランへの移行または無償解約を発表。今後の運用について協議を重ねる中、クラウドSIMサービス全体の課題を洗い出しをはじめ、事業に反映させることを目的に調査を実施したという。
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