レビュー

「Pixel 5」徹底レビュー 星空も撮影できるカメラ、4キャリアの5G+eSIM対応が魅力(1/5 ページ)

Googleからミッドレンジの5G対応Android 11スマホ「Pixel 5」が発売された。星空撮影や超解像ズームなどGoogleの画像処理技術が注ぎ込まれたカメラを利用できる本機について、カメラ機能を中心にレビューしていく。

 Googleからミッドレンジの5G対応Android 11スマホ「Pixel 5」が発売された。販売はオンラインのGoogle StoreでSIMロックフリー版(税込み7万4800円)を購入できる他、キャリアはauとソフトバンクが取り扱う。

 特徴は、5G対応や最新のAndroid OSや機能がいち早く提供されることに加えて、星空撮影や超解像ズームなどGoogleの画像処理技術が注ぎ込まれたカメラを利用できる点だ。このカメラ機能を中心に、Pixel 5の魅力について紹介していこう。

6型ディスプレイ搭載、ややコンパクトなミッドハイモデル

 まずはPixel 5の概要を軽く紹介しよう。Androidの開発元であるGoogleが開発した5Gスマートフォンで、2023年10月まで最新OSやセキュリティアップデートとサポートが提供される。5Gはドコモ、au、ソフトバンクに加えて、12月より楽天モバイルにも対応予定。性能と価格は従来のハイエンドではなく、ミッドハイに抑えられている。最新OSや各社5Gで動作するスマホが欲しい開発者やマニアにとっても無視できない端末だ。

advertisement
6.0型のフルHD+(1080×2340ピクセル)有機ELを搭載。画面の左上にインカメラを搭載する(写真=左)、背面には1220万画素広角と1600万画素の超広角カメラ、指紋認証センサーを搭載。NFCとおサイフケータイ、ワイヤレス充電にも対応する(写真=右)

 ディスプレイは6.0型のフルHD+(1080×2340ピクセル)有機ELで、HDRや90Hz表示に対応。ディスプレイの内側にはパンチホール型の800万画素インカメラを搭載する。

プロセッサはQualcommの「Snapdragon 765G」でメインメモリ8GB、ストレージ容量128GBだ。バッテリーは4000mAhと大容量。本体形状は幅70.4mmと小柄で、151gと軽く携帯しやすい。おサイフケータイとIP68の防水・防塵(じん)にも対応する。


本体形状は幅70.4mm、151gと最近のモデルとしては小さく軽量だ。

右側面。電源キーとボリュームキーを搭載

左側面。SIMカードスロットを搭載

底面にはUSB Type-C端子とスピーカーを搭載
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.