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ソフトバンクがスタンドアロン構成の5Gサービスを開始 第1弾端末は「Airターミナル5」
ソフトバンクが、スタンドアロン(SA)構成の5Gサービスの運用を開始した。第1弾の対応端末は、ワイヤレスブロードバンドサービス「SoftBank Air」用のホームルーター「Airターミナル5」だ。
ソフトバンクは10月19日、スタンドアロン(SA)構成の5Gネットワークの運用を開始したことを発表した。SA構成の5Gネットワークに対応する第1弾の端末は、9月14日に発表された「Airターミナル5」となる。
「スタンドアロン」とは?
従来の5G(第5世代移動通信システム)ネットワークは、LTE(4G)ネットワークのコア設備に依存する「ノンスタンドアロン(NSA)構成」だった。NSA構成の5Gネットワークでは、5Gの「高速・大容量通信」という特徴は生かせるものの、「超低遅延通信」「超多数同時接続」という特徴を生かすことができない。
一方、SA構成の5Gネットワークは、LTEネットワークから“独立した”構成となるため、高速・大容量通信に加えて超低遅延通信や超多数同時接続という特徴も生かせるようになる。
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