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Fitbitの心房細動検出機能を米FDAが認可

Google傘下のFitbitは、同社開発の心房細動検出アルゴリズムをFDAが認可したと発表した。米国では一部の製品で心房細動検出機能を利用できるようになる。同様の機能はApple Watchには搭載済みだ。

 米Googleは4月11日(現地時間)、傘下のFitbitの心房細動(AFib)検出アルゴリズム「PPG(photoplethysmography)」を米食品医薬品局(FDA)が認可したと発表した。

 これで、米国の一部のFitbit製品に「Irregular Heart Rhythm Notifications」(不整脈の通知)機能が搭載されるようになる。


 心房細動検出機能は米Appleの「Apple Watch」には既に搭載されており、昨年1月から日本でも利用可能になっている

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 心房細動は不整脈の一種で、世界で約3359万人が罹患している。罹患者は脳卒中になるリスクが一般より5倍高いが、症状はないので検出は難しいとGoogleは説明する。

 PPGアルゴリズムは、ユーザーが静止あるいは睡眠している間に光学センサーで心拍を評価する。


不整脈通知設定を勧める画面

 Fitbitはこの機能の臨床テストを2020年に開始し、98%の確率で心房細動を識別できたとしている。

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