中古市場でiPhoneのシェアが減少も、相場価格の高さは健在 にこスマ調べ
中古スマートフォンのECサイト「にこスマ」が、フリマ市場の2021年度(2021年4月~2022年3月)中古スマホ取引実績調査レポートを発表。取引数は約36万件と前年比18.0%減で、取引件数トップは「iPhone 8」「Galaxy A21」となった。
Belongが運営する中古スマートフォンのECサイト「にこスマ」は、7月13日にフリマ市場の2021年度(2021年4月~2022年3月)中古スマートフォン取引実績調査レポートを発表した。
取引数は約36万件と前年比18.0%減で、シェアはiPhoneが56.3%、Androidが43.7%。一方でiPhoneのシェアは年々減少し、前年比は1.5ポイント減少となった。2021年度の中古iPhone取引件数ランキングは1位がiPhone 8、2位がiPhone 7、3位がiPhone SE(第2世代)、中古Android取引件数ランキングは1位がGalaxy A21、2位がXperia XZ1、3位がXperia XZ3となった。
また、2017年9月発売のiPhone 8と、2017年11月発売のXperia XZ1の相場価格推移を調査した。新品発売当時の価格はiPhone 8が8万5104円(税込み、以下同)、Xperia XZ1が8万6184円、4年経過(2021年9月)の相場価格はiPhone 8が1万5800円、Xperia XZ1が9800円と約1.7倍の差が開いた。
2021年度の取引件数ランキングでは、iPhone 8はiPhoneランク1位で取引の15.7%を占めた一方、Xperia XZ1に関してはAndroidで2位に関わらず取引の2.1%にとどまった。iPhoneは再販価格が高く残価が残りやすい、Androidは機種数が多く取引件数が分散するため再販価格が下がりやすいというのがメリットといえる。
続いてiPhoneの新モデル発表/発売が旧モデルにどのような影響を与えるのか、iPhone 13の発表/発売前後でiPhone 12の値動きがどうなるのか取引件数と相場価格の月次推移を調査した。通常時は毎月2~3%ほどの価格下落率だったが徐々に価格が下がり始め、iPhone 13が発表/発売された2021年9月から約8.7%ほど価格の下落が確認できた。取引件数も発売の翌月10月がピークとなっており、型落ちのiPhoneを検討している場合はiPhoneの新モデル前後が買い替えのタイミングといえる。
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