20万円超えのスマホも安く持てる 4キャリアの「端末購入プログラム」を比較(2/3 ページ)
モバイル業界の料金プランが見直され、選択肢が増えた。それに比べて端末価格は値上がりを続けている。MNO4社が展開している「残債免除プログラム」をまとめた。
au:スマホトクするプログラム
auは現在「スマホトクするプログラム」という名称の残債免除プログラムがあります。
このプログラムは、ドコモのいつでもカエドキプログラムと同じで、24回払いで購入し、13カ月以上ご利用後、25カ月目までに対象機種を返却し査定完了をすると、支払い24回目(残価)の支払いが不要となる残価設定ローン方法のプログラムです。
例としてiPhone SE(第3世代)64GB をスマホトクするプログラムで購入した場合、支払い1回目から23回目までは月々1665円の機種代金が発生し、24回目支払いの残価設定は3万2640円となるため、支払総額は7万935円となります。
しかし25カ月目に機種を返却した場合、この残価の支払いが不要になりますので、実質3万8295円で購入できます。
25カ月目以降もiPhone SE(第3世代)64GBを継続してご利用する場合は、ユーザーからの申し出がない限り、支払い状況などに基づく一定の審査後、3万2640円(残価)を再度24回に分割して月々の料金に加算されます。一括で払うこともできますが、25カ月目から48カ月目の間で対象機種を回収すると、回収月の請求分を含めた残債の支払いが不要になりますので、対象機種を48カ月目まで絶対使用するという方以外は、そのまま分割の方がお得になります。
またスマホトクするプログラムで購入した機種代金の支払い方法をau PAY カードに設定すると、最大で支払総額の5%相当のPontaポイントが還元される「スマホトクするボーナス」というお得な還元プログラムも同時併用できます。
月々還元するPontaポイントは、支払総額の5%を23回分割した金額と同額相当のポイントになりますので、例えば先ほどの総額7万935円のiPhone SE(第3世代)64GBを購入した場合、その5%になるので月々154ポイント、総額3542ポイント還元されます。
プログラムを適用させるためには対象機種の回収が条件となっておりますが、 以下の場合は特典を利用することができません。
- 暗証番号ロック解除とオールリセットが実施されていない場合
- 製造番号が確認できない場合
- 改造などメーカーの保証外となるような場合
- 故障・破損が著しい場合
ソフトバンク:新トクするサポート
ソフトバンクは現在「新トクするサポート」という残債免除プログラムを提供しています。
このプログラムは、対象機種を48回の分割払いで購入し、25カ月目以降に対象機種を返却し(1年くりあげオプション利用時は13カ月目以降 ※分割支払金の残回数が36回以下)査定完了をすると、査定完了翌請求月以降分の分割支払金(最大24回分)の支払いが不要となる残債免除方法のプログラムです。対象機種は特典利用申込日が属する月の翌月末までに回収が条件です。
例としてiPhone SE(第3世代)64GB を新トクするサポートで購入した場合、支払総額7万3440円を48カ月払いで契約するので、2カ月目以降月々1530円支払うことになります。
しかし25カ月目に機種を返却した場合、残りの24回支払い分の残債が免除となるので、実質半額の3万6720円で購入することができます。
プログラムを適用させるためには対象機種の回収が条件となっておりますが、 以下の場合は特典を利用することができません。
- 電源が入らない(スリープボタンが正常に作動しない)場合
- 暗証番号ロック解除とオールリセットが実施されていない場合
- 製造番号が確認できない場合
- 改造などメーカーの保証外となるような場合
- 特典利用の時点で本プログラムを解約・解除・終了している場合
- 支払い債務に滞納がある場合
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