「BALMUDA Phone」にOSバージョンアップ Android 12に:600以上の細かい画面調整を実施
BALMUDA Phoneが初めてのOSバージョンアップを実施する。バルミューダが直接販売するSIMフリーモデルと、ソフトバンクが販売するモデルの両方が対象で、BALMUDA Phoneの世界観を維持しつつAndroid 12の新機能を利用できるようになる。
バルミューダは9月8日、Androidスマートフォン「BALMUDA Phone」のSIMフリーモデル(X01A)に対するOSバージョンアップデータの配信を開始した。ソフトバンクも同日、BALMUDA Phoneのソフトバンク向けモデル(A101BM)に対するOSバージョンアップサービスを開始している。いずれも、バージョンアップ後のOSバージョンアップは「Android 12」となる。
OSバージョンアップの概要
今回のOSバージョンアップによって、主に以下の新機能や機能改善が行われる(★印が付いているものは、Android 12自体の新機能/機能改善)。
- マイクやカメラへのアクセス中にインジケーターを表示★
- 測位時に「おおよそ」の位置を提供可能に(アプリも対応が必要)★
- 「プライバシーダッシュボード」を追加★
- 「スクロールスクリーンショット」への対応(アプリも対応が必要)★
- 「スケジューラ」アプリのアイコンを変更(“今日”の日付を表示するように)
- 「時間と天気」アプリのアイコンを変更(“現在時刻”を表示するように)
今回のOSバージョンアップに伴い、BALMUDA Phoneの世界観をAndroid 12上で実現するための調整を600以上の画面で行っているという。同モデル向けにカスタマイズされたスクリーンフォント「AXIS Balmuda」も引き続き利用可能だ。
バージョンアップの方法
OSバージョンアップは、モバイル通信または無線LAN(Wi-Fi)経由で本体をインターネットにつなげて行う。ソフトバンク向けモデルでソフトバンクのSIMカードを使ってダウンロードする場合、通信料は無料となる。
ダウンロードの準備ができている場合、その旨が通知される。通知をタップすることでバージョンアップを開始可能だ。
通知が表示されていない場合は、以下の手順でアップデートの確認を行うことでバージョンアップを開始できる。
- 端末の設定画面を開く
- 「システム」をタップ
- 「詳細設定」をタップ
- 「システムアップデート」をタップ
- 「アップデートをチェック」をタップ
- 画面の指示に従って操作する
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