「iOS 16」と「watchOS 9」の配信開始 ロック画面を刷新
Appleは予告どおり、「iOS 16」と「watchOS 9」を日本時間の9月13日に配信開始した。セキュリティアップデートの「iOS 15.7」と「iPadOS 15.7」も同日配信開始。iOS 16対象モデルはこちらはスキップ可能だ。
米Appleは9月12日(現地時間)、「iOS 16」と「watchOS 9」の配信を開始した。既報通り、「iPadOS 16」の配信は10月になる見込みだ。
なお、同日「iOS 15.7」と「iPadOS 15.7」も配信開始になった(関連記事)。こちらはiOS 16の対象ではないモデルとiPad向けのセキュリティアップデートだ。iOS 16の対象モデルは、15.7をスキップして16をインストールできる。iOS 16の対象モデルでもまだアップデートしたくない場合も、安全のため15.7にはアップデートした方がいいだろう。
アップデートするにはWi-Fiに接続し、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を開く。
iOS 16の最大の特徴は新しいロック画面だ。ウィジェットを配置できるようになり、ロック画面上でカレンダーの予定や天気、バッテリー残量などを確認できる。気に入った写真を表示したりフォントをカスタマイズすることもできる。通知はロック画面の下部に表示される。
その他の新機能については公式サイト(日本語)を参照されたい。
watchOS 9では新しいウォッチフェイスが使えるようになる他、ワークアウトに水泳やランニングを自動的に切り替えられる「マルチスポーツ」が加わった。こちらの新機能も公式サイト(日本語)にまとまっている。
iOS 16の対応モデルは以下の通り。
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone Xs
- iPhone Xs Max
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone SE(第3世代)
watchOS 9の対象モデルは、iOS 16搭載のiPhone(iPhone 8以降およびiPhone SE(第2世代)以降)とペアリングした「Apple Watch Seires 4」以降のApple Watch(Apple Watch SEを含む)。
これらのアップデートにはセキュリティ更新(脆弱性修正)も含まれる。
なお、同日以下のセキュリティ更新も配信された。
- Safari 16
- tvOS 16
- macOS Monterey 12.6
- macOS Big Sur 11.7
関連記事
「iOS 15.7」「iPadOS 15.7」配信 「悪用された可能性がある」脆弱性を修正
Appleは「iOS 16」と同時に最新OSの対象ではないモデル向けのセキュリティアップデート「iOS 15.7」と、「iPadOS 15.7」も配信した。「悪用された可能性がある」脆弱性を修正。連絡先などの不具合も修正する。「iOS 16」「watchOS 9」が9月13日に配信開始
Appleが、iPhone向け「iOS 16」、Apple Watch向け「watchOS 9」の配信を9月13日に始める。いずれも2022年6月に開催した「WWDC22」で発表したもの。2022年秋にリリースする予定とアナウンスしていた。iOS 16の対象外となったiPhone 6s/7/SE(第1世代)、どのiPhoneに乗り換えるべき?
iOS 16の対応機種は「iPhone 8」「iPhone SE(第2世代)」以降となり、iOS 15までは対応していた「iPhone 6s/6s Plus」「iPhone 7」「iPhone SE(第1世代)」が非対応に。セキュリティアップデートが提供されないという点を考えても、乗り換えは検討しておきたいところです。WWDC22で発表された「iOS 16」「iPadOS 16」「watchOS 9」を5分でおさらい
米Appleが6月6日(現地時間)に開発者向けカンファレンス「WWDC22」で発表した「iOS 16」「iPadOS 16」「watchOS 9」の概要をまとめた。iOS 16はロック画面が大幅にアップデート。iPadOS 16はmacOSに近い形態で使えるようになる。「iOS 15」「iPad OS 15」「watchOS 8」の配信開始 脆弱性修正も
Appleが「iOS 15」「iPad OS 15」「watchOS 8」の配信を開始した。「FaceTime」にApple製品以外からも参加できるようになるなどの新機能が使えるようになる。また、22件の脆弱性にも対処した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.