イオンモバイルを契約してみた 「お得度」や「通信品質」を徹底検証、手続きの注意点も(2/4 ページ)
MVNO事業者のイオンモバイルは、イオンモールなどで契約できるのが特徴だ。大きな広告を目にする機器が少なく目にとまることは少ないが、auやドコモの回線を利用しており、少ないデータ容量帯のプランが充実していることが強みだ。
手続きに要した時間、店舗の雰囲気、その他注意点
ここからは、2022年9月24日に筆者がイオンモールにてイオンモバイルを契約手続きに行ったときの1日の流れ、そして筆者が感じた注意点についてご紹介します。
契約の状況
- 2022年9月24日午前11時30分頃入店
- 契約店舗はイオンモールに入っている店舗
- 他社から乗り換え
- プランは「さいてきプラン20GB」
- 回線はドコモ回線
- 端末はもともと持っていた「iPhone 12 mini」を使用
- 契約手続きトータルの所要時間は約1時間30分
- 支払い方法はクレジットカード
皆さんがお住まいの地域でも、「イオン」の名前が付いた店舗やイオングループの店舗があるかと思います。まずは、訪れる店舗がイオンモバイルの契約手続き可能な店舗なのかどうかを、イオンモバイルの店舗一覧から調べましょう。店舗によっては「エントリーパッケージ取扱店」といって、エントリーコードが書かれた紙のパッケージだけ販売されている場合もあり、その場合はWebを使って自分で契約する必要があります。そもそもイオンモバイルを一切取り扱っていない店舗もあります。また、毎月の料金の支払い方法はクレジットカードのみであることにも注意が必要です。
店舗によって取り扱いキャリア数は異なりますが、イオンモバイルの契約手続きができる店舗では、ドコモ、au、ソフトバンク、Y!mobile、UQ mobileも扱っています。「自分にはイオンモバイルが本当に合っているのか?」と思っている方でも、イオンモバイル以外の携帯電話会社も扱っている店舗に行けば、他の携帯電話会社と比較し、店舗スタッフからアドバイスを受けることができます。
筆者が行った店舗は、ドコモ、au、ソフトバンク、Y!mobile、UQ mobileも取り扱っている店舗でしたが、店舗の入り口には、これらの携帯電話会社のロゴや数多くのPOPを目にしました。店構えから「イオンモバイルだけでなく、幅広いキャリアを扱っていて相談できていい」と思う方もいる一方、人によっては、「入りづらい」と思う方もいるかもしれません。
入店してイオンモバイルのコーナーで料金プランを調べていたら、店舗スタッフの方からすぐに声をかけていただき、カウンターに通していただきました。その際、受けた案内としては、契約手続きは2段階に分かれており、「説明~登録作業」まで約45分、登録後は「審査結果が分かるまで約1時間」、実際にイオンモバイルへの切り替えが終わるのは合計2時間程度、とのことでした。モール内にある店舗なので、土日の方が混むイメージがあるかと思いますが、必ずしもそうとは言い切れないようです。
料金プランの説明を受けている際、筆者の場合は、イオンモバイルの料金プランを知っており、希望する契約プランも大体決まっていたため、データ容量を決める時間は短かったのですが、自分が使うデータ量が分からない方は、料金プランを決める際はよく相談しましょう。相談した結果、もしかしたらイオンモバイルではなく、Y!mobileやUQ mobileなどの方が自分には合っていると分かるかもしれません。
筆者を担当してくださった方はイオンモバイル以外の料金プランにも精通しており、こちらが質問した内容にも待たされることなく答えてくれました(このあたりの対応力は、担当スタッフ方の知識や経験にも左右されると思われます)。
料金プランと通話オプションなどの話が終わると、次は「重要事項説明」に入ります。こちらは料金プランとオプションに関することもそうですが、イオンモバイル取扱店でできる手続き内容、電波に関すること、SIMだけ契約する際の注意点など、イオンモバイルを利用するにあたって関係してくる注意点が説明されます。
この重要事項説明は、店舗スタッフの方から直接説明を受けるか、貸し出されるタブレット上での動画視聴で確認するかを選べますが、携帯電話全般に詳しくない方は直接説明を受けた方がいいでしょう。ただし、聞き慣れない用語があって、その都度店舗スタッフの方に質問するようになると、動画視聴より時間はかかるかと思います。
筆者の場合、動画視聴を選択したことで時間短縮できたためか、WAONポイントが1000ポイント還元される特典を受けられました。なお、イオンモバイル公式サイトにもありますが、店舗に行く前に重要事項説明書を読み、「店舗受付シート」にて同意の手続きをすれば、1000ポイントのWAONポイントが受けられます。
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