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Apple、「iOS 16.0.3」を配信 主に「iPhone 14」シリーズのバグ修正だがセキュリティ更新もあり
Appleは「iOS 16.0.3」と「watchOS 9.0.2」の配信を開始した。iOSではバグ修正と「重要な」セキュリティアップデートが行われる。iPhone 14 Pro/Pro Maxで着信や通知が遅延、または届かないことがある問題などが改善される。
米Appleは10月10日(現地時間)、「iOS 16.0.3」と「watchOS 9.0.2」の配信を開始した。iOSではバグ修正と「重要なセキュリティアップデート」が、watchOSでは改善とバグ修正が行われる。
iOS 16.0.3のバグ修正とセキュリティアップデート
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」からアップデートできる。アップデートにより、以下の不具合が改善される。
- iPhone 14 Pro/Pro Maxで着信やアプリの通知が遅延、または届かないことがある問題
- iPhone 14シリーズでCarPlayでの通話中にマイクの音量が下がることがある問題
- iPhone 14 Pro/Pro Maxでカメラの起動やモード間の切り替えに時間がかかることがある問題
- 不正なメールの受信後、「メール」が起動時にクラッシュする問題
セキュリティ関連では1件のみで、悪意を持って作成されたメールを処理するとサービス拒否(DoS)が発生する可能性がある欠陥(CVE-2022-22658)に対処する。上記の不具合リストの最後の項目と同じものとみられる。
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watchOS 9.0.2の改善とバグ修正
iPhoneでApple Watchアプリを開き、「マイウォッチ」の[一般]→[ソフトウェア・アップデート]でアップデートできる(または、Apple Watchで[設定]→[一般]→[ソフトウェア・アップデート])。
アップデートにより、以下の改善と不具合の改善が行われる。今回はセキュリティアップデートはない。
- Spotifyでのストリーミング中にオーディオが中断してしまう問題
- AssistiveTouchを使用している場合に、アラームを削除しても引き続きアラームのスヌーズ通知が届く問題
- 新規にペアリングしたApple Watchの「ウォレット」と「フィットネス」のデータの同期が不完全な問題
- Apple Watch Series 8およびApple Watch Ultraの一部のユーザでマイクの音が途切れる問題
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