キャリアショップの設定サポートはどこまで無料、どこから有料? 各社の対応まとめ(2/2 ページ)
MNOキャリア4社が運営するキャリアショップでは、さまざまなサポートを受けられる。各キャリアショップで受けられる初期設定、操作説明などの内容や料金を紹介する。
楽天モバイル:設定・メンテナンスは毎月定額制、データ移行は1回1100円~2200円
楽天モバイルの「あんしん操作サポート」は月額550円でSNSアプリ設定(LINE、Twitter、Instagram、Facebook)、楽天グループアプリ設定(楽天市場、楽天カード、楽天ペイ)、電話の基本的な設定のサポートが楽天モバイルショップで受けられます。
「データ移行サポート」は
- Googleアカウント、Apple IDのアカウント設定・移行が1100円
- LINEのデータ移行が1650円
- 電話帳、写真の移行が2200円
の3種類が用意されています。
あんしん操作サポートやデータ移行のサポートを受けるためには楽天モバイルの回線契約が必要ですが、端末は楽天モバイルショップ、楽天モバイル公式サイトで購入したものに限りません。楽天回線の動作確認が取れる機種であれば、機種の取扱説明書やメーカーのサイトの情報をもとに店舗スタッフからサポートを受けることが可能です。
なお、楽天IDの作成は無料でサポートしてもらえます。
まとめ
今回は、キャリアショップで受けられる初期設定サポートの「料金目安」について解説しましたが、初期設定サポート、契約後のアフターフォローに料金がかかるかどうかは、キャリアによって異なります。従来では「スマートフォンを契約したら、最初に設定するもの」ともいえるGoogleアカウント、Apple IDの設定も、NTTドコモを除けば有料になりました(無料条件としてドコモショップでの携帯電話本体契約が必要)。
アプリに関しては、キャリアショップで対応可能なものは、LINEなどのSNSやメルカリなど利用者が多いものに限られるようです。このように「キャリアショップであれば、全ての設定をしてもらえる」というわけではありませんので、キャリアショップでの設定を考えている方は、事前問い合わせをするなどして確認しておきましょう。
著者プロフィール
吉田裕紀
長野県出身。2009年「株式会社ディ・ポップス」に入社。NTTドコモ、au、ソフトバンクなどさまざまな通信キャリアを取り扱う携帯ショップ「TOP1」やY!mobileショップにて11年間携帯電話の販売に従事。
現在はコンテンツマーケティング部署に所属。現場の経験を生かし、「携帯電話料金プランについて分かりやすい記事を書き、分かりやすく情報を発信する」をモットーに、日々売り場からの声や、最新の携帯電話に関する情報を収集し、記事の執筆にあたっている。
- スマホの料金プランに関する情報を随時更新→D-POPS スマホブログ
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