調査リポート
シニアはYouTubeよりもradikoの利用率が高い 文化放送の調査より
文化放送は、スマホ利用に関する項目を含む実態調査をWebアンケートで実施。シニア層のradiko利用率は約80%で、動画視聴よりもラジオを聴いていることが分かった。
文化放送は、2月14日にスマホ利用に関する実態調査の結果を発表。2022年12月8日から2023年1月7日までWebアンケートで行い、全国の文化放送リスナー(全世代の男女)を対象としている。
このうち、シニア層(60才以上の男女)は「通話やメール、LINE以外でスマホをどのように使用していますか」という質問に「ラジオを聴く(79.2%)」「SNS閲覧(65.9%)」「ニュースを見る(62.9%)」と回答。使用しているアプリを聞いたところ、メディア系では1位が「radiko(79.2%)」で「YouTube(74.4%)」を上回り、シニアリスナーはスマートフォンで動画視聴よりラジオを聴いていることが分かった。
SNS利用は2位の「Twitter(63.0%)」と3位の「Instagram(62.8%)」がほぼ同じ利用率に。シニアリスナーは他の世代よりもスマホでニュースを閲覧している割合が高く、ニュース/情報系アプリでは「スマートニュース」利用率(36.0%)が他世代(26.7%)より高い。また、スマホ決済アプリ利用率は約40%で他の世代の利用率(約50%)に追随している。
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