調査リポート
感染症対策としての「キャッシュレス決済」、シニア女性の約半数が利用 ドコモ調べ
NTTドコモのモバイル社会研究所は、2022年2月に感染症対策の意識に関する調査を実施。感染症対策で「キャッシュレス決済の利用」をしているのは36.9%で、60〜70代のシニア女性は約半数がキャッシュレス決済で買い物をしている。
NTTドコモのモバイル社会研究所は、9月20日に「感染症対策の意識に関する調査(2022年2月)」の結果を発表した。対象は全国15〜79歳の男女で、有効回答数は6240。
感染症対策のために普段行っている行動について調査したところ「人が集まる場所でのマスク着用」が69.3%、「こまめな手洗い・殺菌」が68.7%、「3密の回避」が56.7%。また、1割程度は感染症対策を「特に何も行っていない」と回答している。
感染症対策として「キャッシュレス決済の利用」を利用しているのは全体の36.9%で、男女年代別では女性の40.8%、男性の33.0%が実施している。30代〜70代女性は4割以上、特に60〜70代のシニア女性は約半数がキャッシュレス決済で買い物をしていることが分かった。
さらに、他の感染症対策をしているユーザーがどの程度キャッシュレス決済を利用しているかを調査した。ネットバンキング利用者の73.9%、デリバリー/テイクアウトサービス利用者の65.0%がキャッシュレス決済を利用していると回答している。
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