「Xiaomi 13」シリーズ、欧州デビュー ライカ非搭載の「Lite」追加:Mobile World Congress 2023
XiaomiはMWC 2023に先立ち、フラグシップ「Xiaomi 13」シリーズを発表した。昨年12月に中国で発表した無印とProに加え、低価格モデルの「Lite」も披露。いずれも日本での発売予定はまだ不明だ。
中国Xiaomi(小米科技)は2月26日(中央欧州時間)、スペインのバルセロナで27日から開催の「MWC Barcelona 2023」に先立つ発表イベントを同地で開催し、12月に中国向けに発表済みのフラグシップスマートフォン「Xiaomi 13」シリーズの欧州での発売を発表した。日本での発売については触れられなかった。
「Xiaomi 13」および「Xiaomi 13 Pro」のハードウェアスペックは12月発表と同じ(主なスペックは以前の記事、あるいは記事末のスペック表(英語)を参照されたい)。米Qualcommの最新ハイエンドプロセッサ「Snapdragon 8 Gen 2」と、独老舗カメラメーカーのLeica Cameraと共同開発したカメラを搭載する。
欧州での販売価格は、Xiaomi 13は999ユーロ、Xiaomi 13 Proは1299ユーロ。
同社は新たに、低価格モデルの「Xiaomi 13 Lite」(以下、「Lite」)も発表した。日本では未発売の「Xiaomi 12 Lite」の後継という位置付けだ。Liteは13シリーズではあるが、Leicaのカメラは搭載しない。価格は499ユーロ。
Liteの主なスペックは、プロセッサは「Snapdragon 7 Gen1」、メモリ/ストレージは8/128GBあるいは8/256GB。ディスプレイは6.55型(2400×1080ピクセル、120Hz)の有機ELで、本体サイズは159.2×72.7×7.23mm、重さは171g。アウトカメラは5000万画素の広角、800万画素の超広角、200万画素のマクロのトリプル、インカメラは3200万画素の超広角。
関連記事
「Xiaomi 13/13 Pro」は「Snapdragon 8 Gen 2」とライカカメラ搭載
Xiaomiが新フラグシップ端末「Xiaomi 13」シリーズを12月14日に中国で発売する。2モデル展開で、いずれもQualcommの最新ハイエンド「Snapdragon 8 Gen 2」とLeica共同開発カメラを搭載。価格は3999元(約7万9000円)から。「Xiaomiはブランド認知に課題がある」 ソフトバンクと三度目のタッグを組んだ先に見据えるもの
Xiaomiは、12月16日にフラグシップモデルの「Xiaomi 12T Pro」を発売する。大手キャリア(MNO)では、ソフトバンクが独占的に販売。ソフトバンクとXiaomiは、同モデルの特徴として、120Wの急速充電を「神ジューデン」として訴求していく。新モデルだけに搭載された特別な機能ではないが、なぜ2社はこの特徴に焦点を当てたのか。「Xiaomi=安い」だけのイメージを変えた2022年 カメラ機能が大きく躍進した理由
Xiaomiは他社に先駆けて1億800万画素カメラ搭載モデルを投入するなど、カメラ性能の強化を続けてきた。そのXiaomiがライカと協業したことで、Xiaomiに対するイメージはこれから大きく変わっていくだろう。2億画素カメラを搭載したXiaomi 12T Proは、その画素数が大きなインパクトを与える製品だ。「Xiaomi 12 Lite」はコスパ重視のモデルとは違う? 日本投入にも期待
Xiaomiが、グローバル向けに低価格モデルという位置付けの「Xiaomi 12 Lite」を発売しました。Xiaomi 12 Liteはコスパ重視のRedmiシリーズではなく、XiaomiのメインモデルであるXiaomiシリーズのライトモデル。発売日の香港のXiaomiストアを訪れていましたが、女性客がXiaomi 12 Liteを手に取る姿が目立ちました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.