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ドコモが「請求書」などの発行手数料を値上げ 11月請求分から一律220円に 現在無料のケースは引き続き無料
NTTドコモが、現在55~165円としている郵送による請求書類の「発行手数料」を11月請求分から220円に値上げする。一方で、現在無料で発行しているケースについては、引き続き無料発行を続ける。
NTTドコモは、郵送の「請求書」「口座振替のご案内」「ご利用料金のご案内」(以下「請求書類」)について、11月請求分(10月利用分)から発行手数料を一律で220円(税込み、以下同)とする。「昨今の原材料費上昇による請求書等発行コストの増加」に伴う措置で、同社ではWebで利用料金を確認できる「eビリング」の利用を呼びかけている。
なお、現在も手数料無料で発行しているケースについては、引き続き無料発行を継続する。
発行手数料の値上げ対象となる書面
現在、請求書類の発行手数料は55~165円となっているが、11月請求分から文章に応じた「加算手数料」を請求することで一律220円に改める。値上げ対象となる請求書類は以下の通りだ(括弧内は現行の発行手数料)。
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- 定期的に(≒毎月)送付される請求書類
- 請求書(110円または165円)
- 口座振替のご案内(55円または110円)
- ご利用料金のご案内(55円または110円)
- 紛失に伴い再発行される請求書類
- 請求書(110円または165円)
- 口座振替のご案内(55円または110円)
- ご利用料金のご案内(55円または110円)
- 口座振替またはクレジットカード払いができなかった場合に送付される請求書類
- 請求書(110円または165円)
引き続き無料で発行されるケース
視力に困難を抱えるユーザーに発行される「点字請求案内書」については、引き続き手数料無料で発行する。また、以下の請求書類についても、引き続き無料で発行される。
- ユーザーの属性による条件
- 「ハーティー割引」を適用しているユーザー
- ドコモのネット接続サービス(spモード/iモード/mopera U/ブラックベリーインターネットサービス)を契約していないユーザー(※1)
- NTTファイナンスの「おまとめ請求」で料金を支払っているユーザー(※2)
- 契約プランによる条件
- キッズケータイ向け料金プラン
- IoT機器(家庭用/業務用)やフォトパネル向けプラン
- 「docomo Wi-Fi」の有料プラン
- ドコモ光(ペア回線なし)
- ドコモ光(ペア回線あり)(※3)
- ドコモでんき(ペア回線なし)
- ドコモでんき(ペア回線あり)(※3)
- ドコモ側の都合で請求書類を発行しなければならない場合
(※1)「home 5G」を契約している場合を除く
(※2)NTTファイナンスが定める条件に当てはまる場合は、同社から手数料を請求される(参考リンク)
(※3)料金請求をペア回線から分離している場合に限る
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