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ZHDがOpenAIと全APIを契約 従業員向けに対話型AIサービス提供、社外秘情報も利用OK
Zホールディングスは、OpenAIと「GPT-4」「Embeddings」など全てのAPIに関する利用契約を締結。LINEグループ、ヤフーの従業員へ対話チャット型の独自AIアシスタントサービスを提供開始した。
Zホールディングスは、7月27日にOpenAIと「GPT-4」「Embeddings」「DALL・E」などすべてのAPIに関する利用契約を締結。グループ会社のLINEとその子会社、ヤフーでの利用を開始し、従業員約2万人へAPIを活用した対話チャット型の独自AIアシスタントサービスを提供開始した。
今回の契約により、利用者は全てのAPIを文書やメールのテンプレート作成、文案の修正、調査、文章の分類分け、外国語のテキスト翻訳、アイデア出しなどさまざまな業務シーンで活用可能になる。同社はあらゆる部門で生成AIの活用を推進し、業務生産性の向上、サービス品質向上や新サービスの創出を図るとしている。
またサービスの社内利用では社内認証やネットワーク制限を行い、各社の社内ネットワーク環境下でのみ利用できるセキュアな環境を整備。出入力情報はOpenAIモデルのトレーニングやOpenAIのサービス改善に活用されず、二次利用や第三者へ提供されない仕様としたため、社外秘情報も利用できるという。
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