中国で「ポケモンGO」を試す 一部機能は利用できたが、対人戦で“詰んだ”ハナシ:ふぉーんなハナシ(1/2 ページ)
中国では「ポケモンGO」は利用できるのか。2023年8月に訪れた際に試した。一部の機能は利用できたが、対人戦の「GOバトルリーグ」で詰んでしまった。
先日、中国を訪問したのだが、以前から気になっていたことがある。位置情報ゲームの「Pokemon GO(以下、ポケモンGO)」ができないこと。中国は約4年ぶりの訪問なのだが、それまでも、中国ではポケモンGOはプレイできなかったと記憶している。そもそも中国ではポケモンGOが配信されておらず、4年前もマップは表示されるがポケストップやポケモンは一切現れないという状況だった。
では、2023年8月はどうなのか。4年前からポケモンGOにはさまざまな機能が追加されたが、全ての機能が利用できないのか。
まずは筆者の通信環境から。滞在中は、China Unicomが提供しているプリペイドSIMをAndroidスマートフォンに挿し、テザリングでメイン端末のiPhone 14 Proを利用した。このSIMはローミングで中国のモバイル回線に接続するため、VPN接続時と同じく、Google関連のサービスやX(旧Twitter)、Facebook、LINEなども利用できる。ポケモンGOも同様で、中国国内のネットワークに接続した場合だと起動すらできなかったが、このローミングSIMに接続していれば、起動はできた。
フィールドにはポケモンもポケストップも現れない
しかし、4年前と同様、起動してもマップは表示されるが、ポケストップもジムもない単なるマップになっており、ポケモンも出現しない。手持ちのポケモンや道具を確認することはできるが、これではゲームを進められない。しかし、実は一部の機能は利用できた。
一部のリワードは受け取れる
訪中当時は、ちょうどアドベンチャーウィークのイベント中で、それに関連するタスクをクリアした際のリワードを受け取れる状態だった。その中の「ほしのすな」は受け取れた。しかし、もう1つのポケモンは、出現はしたものの、必ず逃げられてしまい、ゲットできなかった。
フレンド追加やギフトの交換はできる
フレンド一覧は確認でき、フレンドからギフトを受け取ったり、こちらから送ったりすることはできた。また、新規でフレンドを申請、承認することもできた。
相棒ポケモンのハートを稼げる
相棒にしているポケモンを呼び出し、きのみをあげたり、なでたりしてハートを稼ぐこともできた。
歩数はカウントされる
歩数はカウントされているようで、一定の距離を歩くと相棒ポケモンのアメももらえた。また、前週の歩数に応じて月曜日にもらえるリワードも表示された。
たまごはふかする
歩数がカウントされていたので、「ふかそうち」に入れていたたまごはかえった。ただしかえった場所は「不明」と表示される。
リモートレイドには参加できず
フレンドからレイドバトルに招待されたが、タップしても参加することはできなかった。ネットワークの不具合か、そもそも参加できないのは定かではないが、何度か誘われたレイドをタップしても、マップに戻ってしまった。
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