中国で「ポケモンGO」を試す 一部機能は利用できたが、対人戦で“詰んだ”ハナシ:ふぉーんなハナシ(2/2 ページ)
中国では「ポケモンGO」は利用できるのか。2023年8月に訪れた際に試した。一部の機能は利用できたが、対人戦の「GOバトルリーグ」で詰んでしまった。
対人戦の「GOバトルリーグ」は利用できたが……
個人的に最も気になっていたのは、ほぼ毎日潜っている対人戦の「GOバトルリーグ(以下、GBL)」。4年前はまだ実装されていなかったので、中国で試すのは初めて。結論からいうと、GBLは利用できた。ネットワークの状態によってはやや遅延があったが、これは日本でも同様。通信環境が安定していれば、中国でも対戦を楽しめた。
しかし……遊んでいくうちに、「ある条件に達すると詰む」ことが分かった。GBLでは1セット5回戦うことができ、セット内の勝利数に応じてリワードがもらえる。無料の「ふつうリワード」の場合、3勝するとポケモンがゲットできる。
ん? リワード? そう、中国ではリワードのポケモンが出現しても毎回逃げられてしまう。これはGBLでも同様で、ポケモンが出現するアイコン「?」をタップするとポケモンは現れるが、必ず逃げられてしまう。だからといってリワードを拒否することはできず、「?」のアイコンは表示されたまま。つまりGBLで3勝すると先に進めなくなってしまうのだ。筆者は2セットそれぞれ2勝、2勝と続いて、3セット目で4勝してしまい、ここで実質ゲームオーバー。
ちなみに、GBLは勝利数に応じてレートが変わるシステムだが、レートとは関係ない、フレンド対戦も中国でできた。ただしこれも制約があり、相手から対戦を申し込まれた場合はバトルができたが、自分から相手に対戦を申し込むとエラーになってしまった。
まとめ:中国でもポケモンGOの一部機能は利用できるが、ゲームを進めるのは困難
ローミングを利用すれば、中国でもポケモンGOの一部機能を使えることは分かったが、できることは限られる。特に、基本中の基本である「ポケモンゲット」と「ポケストップからアイテムゲット」ができないのは致命的。手持ちのポケモンを育成することはできるが、アメを稼ぐには歩くか博士に送るしかないし、ほしのすなを稼ぐ手段も限られる。唯一楽しめるのはフレンドとの対人戦くらいか。中国でのポケ活は依然として厳しいことが分かった。
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