調査リポート
シニアの連絡手段、LINEがメールを上回る ドコモの調査より
NTTドコモのモバイル社会研究所は、8月28日に「シニアのメールとSNSの利用状況」について調査結果を発表。調査開始以降初めてLINEがメールを上回った一方、メールの利用は大きく下がらず併用しているのことが分かる。
NTTドコモのモバイル社会研究所は、8月28日に「シニアのメールとSNSの利用状況」について調査結果を発表した。2023年1月に訪問留置法(※)で調査し、対象は全国60~79歳の男女で有効回答数は1350。
※調査員が訪問し調査を承諾頂いた人に紙で質問票を配り、後日回収する方法
メールとSNSの利用状況は、調査開始以降初めてLINEがメールを上回った。しかしメールの利用は大きく下がらず、多くのシニアがメールとLINEを併用しているのが分かる。Facebook、Twitter(X)、Instagramの利用率は約10%前後で大きな変化は見られなかった。
性年代別で利用率を比較すると、いずれのサービスも70代より60代が高い。同年代で比較するとLINEとInstagramは女性、メール、Facebook、Twitter(X)は男性が高い傾向にある。2023年6月に発表した調査では、男性は女性よりPCの利用時間が長く、女性は若干だが男性よりスマホの利用時間が長いことが分かり、利用している機器の違いも考えられる。地域別では関東が全サービスで全国平均を上回る利用率となった。
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