シニアがスマホを利用したいと思った理由のトップは? MMDが調査
MMD研究所が、10月6日に「第2弾 2023年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」の結果を発表。スマホを利用したいと思ったきっかけトップは「3G回線の終了」となった。
MMDLaboが運営するMMD研究所は、10月6日に「第2弾 2023年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」の結果を発表した。対象はスマートフォンメイン利用者500人、スマートフォン利用検討者358人、スマートフォン利用未検討者500人。
スマートフォン利用検討者でフィーチャーフォン/ガラホをメイン利用している263人へ、スマートフォンを利用してみたいと思ったきっかけを複数回答で聞いた。「3G回線が終了した、またはもうすぐ終了するから」が28.9%、「地図、ナビゲーションを利用したかったから」が25.5%、「フィーチャーフォンまたはガラホ対応の機能、サイトが減ってきたから」が19.4%で、スマートフォンメイン利用者へきっかけを複数回答で聞いたところ「LINEなどのコミュニケーションツールを使いたかったから」が21.6%、「家族に勧められたから」が18.8%、「地図、ナビゲーションを利用したかったから」が17.0%となった。
スマートフォン利用検討者でフィーチャーフォン/ガラホメイン利用している263人と、スマートフォンメイン利用者500人へスマートフォンを使う上で期待している無料サポートについて複数回答で聞いた。どちらも「店舗でスタッフと1対1で分からないことを聞く」が最も多く、「自分の使い方を伝えるとスタッフが最低限の設定をしてくれる」も上位となる。
スマートフォンメイン利用者とフィーチャーフォン/ガラホメイン利用者を対象に、通信キャリアを契約する際の料金プランやオプションへの理解について聞いた。スマートフォンメイン利用者は68.4%、フィーチャーフォン/ガラホメイン利用者は48.5%が「理解している」と回答。現在契約している通信キャリアのプランについて聞いたところ「自分に合ったプランを契約している」と答えたのは、スマートフォンメイン利用者が70.8%、フィーチャーフォン/ガラホメイン利用者は56.0%となった。
同様に通信キャリアを契約する際、自分にとって必要のないオプションを契約した経験について聞いたところ、スマートフォンメイン利用者の36.8%、フィーチャーフォン/ガラホメイン利用者の22.4%が「自分に必要のないオプションを契約した経験がある」と答えた。
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