シニアのデータ容量は1GB以下が最多 乗り換え検討で人気のキャリアは? MMDが調査
MMD研究所が、9月15日に「第1弾 2023年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」の結果を発表。月間データ容量や契約している通信会社、契約している理由などを聞いている。
MMD研究所は、9月15日に「第1弾 2023年シニアのスマートフォン・フィーチャーフォンの利用に関する調査」の結果を発表した。予備調査では60〜79歳の全国の男女1万人、本調査ではスマートフォンメイン利用者500人、スマートフォン利用検討者358人、スマートフォン利用未検討者500人を対象としている。
モバイル端末の所有率は94.5%で、メインで利用しているモバイル端末の内訳は「スマートフォン」が91.9%、「フィーチャーフォン」が5.0%、「ガラホ(4G LTEケータイ)」が3.1%となった。スマートフォン利用者は2012年の12.7%から79.2ポイント増加し、フィーチャーフォン利用者は2012年の87.3%から82.3ポイント減少した。
フィーチャーフォン、またはガラホのみ利用者へスマートフォンへの乗り換え意向を聞いたところ「いますぐにでも乗り換えたい」が2.5%、「いますぐにではないが、乗り換えを検討している」が35.6%、「乗り換えは検討していない」が61.8%となった。直近で利用している月間のデータ容量は32.1%が「把握している」と回答し、「1GB以下」が83.1%、「2〜3GB」が7.6%、「4〜5GB」が6.8%となった。
スマートフォンメイン利用者(8685人)が契約している通信会社は「NTTドコモ」が27.4%、「Y!mobile」と「MVNO」が13.0%、「au」が12.7%。スマートフォン利用検討者(358人)契約を検討している通信会社は「現在と同じ通信会社のままスマートフォンに乗り換えたい」が27.4%、「乗り換えを検討している通信会社がある」が26.0%、「特に決めていない」が46.6%で、契約を検討している通信会社は「楽天モバイル(最強プラン)」が18.3%、「NTTドコモ」と「Y!mobile」が14.0%、「au」が11.8%となった。
現在利用しているスマートフォンの通信会社を選んだ理由(複数回答)は「通信料金が安いから」が31.5%、「ちょうどよい料金プランがあるから」が24.9%、「家族が同じ通信会社を利用しているから」が23.6%だった。
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