iOS 17の「写真」アプリで使うべき3つの新機能 いつでもトリミング、写真からステッカー作成など:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(1/3 ページ)
iOS 17の「写真」アプリでは、いつでも素早くトリミングが可能になった他、「ピープル」が「ピープルとペット」にアップデートされ、ペットの写真も分類されるようになった。他にも「ステッカー」機能で切り抜けば、さまざまなアプリで使える絵文字のようになる。
iOS 17にして写真アプリを起動するとこんな新機能紹介画面が現れる。
4つピックアップされているけれども、ここではこの4つから特にイケそうなのを2つと、個人的な注目機能1つをピックアップしたい。
「切り取り」と「ペットアルバム」と「ステッカー」だ。
いつでもさっとトリミングできる切り取り機能
写真って撮った後で、あるいはシェアするときにももうちょっと拡大して見せたいところを大きく見せたいとか、ちょっと構図が気に入らないので調整したいとか、傾いていたのを直したいとか、時には横位置で撮ったつもりが縦になっていたので90度回転させたいとかあるじゃない。
今までの「写真」アプリだと「編集」をタップして「切り取り」をタップする必要があった。
そこがiOS 17の「写真」で楽になったのである。
写真を表示した状態で、ここを中心にもっと大きく見せたいなと2本指で拡大すると、右上に「切り取り」という文字が現れるのだ。
あとは好きなところで……ここでは横位置で撮った写真を縦でトリミングして猫をぐっと際立たせたいということで、もうちょっと大きくして「切り取り」をタップ。
するとぴょんと「編集」の「切り取り」画面に飛ぶのだ。
そのままでよければ右上のチェックボタンをタップして決定。
これ、拡大した時のサイズで切り取る縦横比が決まるので、iPhoneの画面に合わせたいときはいいけど、そうじゃないときは縦長(あるいは横長)すぎることもある。
まあそのときは指先三寸で調整すべし。
そうすると指をなめられている感じが出た。
iPhoneを横向きに持てば、横位置での切り取りもできる。
これは編集機能の「切り取り」そのものなので、90度回転も反転もできるし、他の編集機能に切り替えることもできる。
感覚としては、撮った写真を開いて、よく見ようと2本指で拡大してみたら「お、この方がいいじゃん、切り取っちゃえ」って流れで編集機能にはいれるのは分かりやすい。
もちろん切り取っても元写真は残っているので、いつでも「元に戻す」ことができるから、好き放題やってください。
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