ニュース
KDDIとソフトバンク、石川県能登町の通信障害が復旧(1月10日時点)
能登半島地震の影響により、石川県の一部地域で通信障害が続いている。原因は基地局の停電や伝送路の故障など。KDDIとソフトバンクでは、石川県鳳珠郡能登町の通信障害が復旧した。
能登半島地震の影響により、石川県の一部地域で各社の携帯電話サービスが利用できない障害が利用しづらい、または利用できない障害が続いている。原因は基地局の停電や伝送路の故障など。
KDDIとソフトバンクでは、石川県の鳳珠郡能登町の通信障害が復旧した。1月10日時点で影響を受けているエリアは以下の通り。
NTTドコモ(1月10日14時時点)
- 石川県 七尾市、珠洲市、輪島市、鳳珠郡(穴水町・能登町)
KDDI(1月10日14時時点)
- 石川県 輪島市、珠洲市
ソフトバンク(1月10日15時時点)
- 石川県 輪島市、珠洲市
楽天モバイル(1月10日15時時点)
- 石川県 七尾市、輪島市、珠洲市、鳳珠郡(能登町)
ドコモとKDDIは共同で、1月6日から船舶上に携帯電話基地局の設備を設置した「船上基地局」を運用している。衛星アンテナで受信した電波を船上から発信することで、陸路が絶たれている石川県輪島市の一部沿岸エリアでの復旧を目指す。
advertisement
KDDIとソフトバンクは、衛星通信サービスの「Starlink」を被災地に無償提供している。またソフトバンクは上空から通信エリアを確保する「有線給電ドローン無線中継システム」を、石川県輪島市門前町の一部エリアで稼働させている。
その他、各社では移動基地局の配備、衛星通信や発電機などを活用した応急復旧によるサービスも提供している。
4キャリアは「復旧エリアマップ」を公開しており、震災により通信サービスを利用できないエリアが地図上で視覚的に分かるようになっている。障害が発生しているエリアをより詳細に確認したいときに活用しよう。
- ドコモの復旧エリアマップ
- auの復旧エリアマップ
- ソフトバンクの復旧エリアマップ(PC向け、スマホ向け)
- 楽天モバイルの復旧エリアマップ
関連記事
能登半島地震による通信障害、1月9日午前時点の状況
能登半島地震の影響により、石川県の一部地域で通信障害が続いている。原因は基地局の停電や伝送路の故障など。各社は衛星通信サービスや移動基地局車などで応急的な対応に当たっている。KDDI、能登半島の避難所にStarlink350台を無償提供
KDDIは、スペースXの日本法人であるStarlinkJapanと協力し、衛星通信サービス「Starlink」を石川県能登半島の避難所などに無償で提供する。被災地での通信支援をすべく、石川県と総務省の要請に基づき実施する。1月7日に、350台のStarlink機器を石川県県庁舎に搬入した。ドコモとKDDIが「船上基地局」を運用 能登半島地震を受け、海上から通信を復旧
NTTドコモとKDDIは能登半島地震に伴い、船舶上に携帯電話基地局の設備を設置する「船上基地局」を共同で運用する。両社が1月6日、発表した。具体的には、NTTドコモグループのNTTワールドエンジニアリングマリンが運用する船舶「きずな」に、ドコモとKDDIの携帯電話基地局の設備が設置される。ソフトバンク、有線給電ドローン無線中継システムを石川県の一部エリアで運用 “半径数km”のサービスエリアを確保可能
ソフトバンクは「有線給電ドローン無線中継システム」の運用を開始した。同社が1月6日に発表した。本システムは、災害発生時、携帯電話のサービスエリアを迅速に復旧するために活用するもので、石川県輪島市門前町の一部エリアで稼働する。石川県などの地震で無料Wi-Fi「00000JAPAN」開放 ドコモが「個人情報の入力は控えて」と注意喚起
2024年1月1日に最大震度7の地震が石川県能登地方を襲った。これを受けて、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが対象エリアで公衆無線LANサービス「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)の提供を開始した。誰もが同一のSSIDに接続できるが、利用には注意点もある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.