中国vivoのカメラ特化スマホ「X100 Pro」を試す 10万円台でこの性能は驚異的(3/5 ページ)
vivoはここ数年で一気にカメラ性能特化の機種を展開し、業界トレンドをけん引するところまで登りつめたメーカーだ。「vivo X100 Pro」は中国向けの上位モデルだが、そのカメラ性能について詳しく見ていきたい。
Galaxy S23 Ultra、Pixel 8 Proとカメラ画質を比較する
ここからは日本でも販売されているカメラ性能の高いAndroidスマートフォン「Galaxy S23 Ultra」と「Pixel 8 Pro」と比較してみよう。どちらも高いカメラ性能を持つ他、ズーム性能でも国内販売端末では屈指の性能を持つことから選定した。
作例写真は上からvivo X100 Pro、Galaxy S23 Ultra、Pixel 8 Pro。vivoとGalaxyについては写真に機種名のウオーターマークが入っているので参考にしてほしい。
比較その1
比較その2
標準カメラならびに超広角カメラでの作例だが、どの機種もきれいに撮影できている。色の表現だと、この中ではGalaxy S23 Ultraが特徴的な「空の色」となっており、少々派手目に出す傾向がある。これは超広角カメラについても同様の印象だ
比較その3
比較その4
比較その5
夜景については、各社ともにHDR処理をはっきり効かせて明るく撮れている。どの機種もきれいに撮影できる
比較その6
料理については、Galaxy がピントが合い切らず若干流れる形となった。vivo X100 Proは最もイメージセンサーが大型だが、超広角カメラを使用して合成することで疑似的なパンフォーカスとしているためボケは控えめだ
ここまで一般的な作例で比較したが、どの機種もハイエンド機種のため総じてクオリティーは高い。昨今の機種では「このくらいきれいに撮影できて当たり前」になりつつある。vivo X100 Proの場合はビビット、テクスチャ、Zeissナチュラルカラーの3つのオートモードを備え、ユーザーがシーンや好みに合わせて選べる点が優位点だ。
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