Y!mobileの“激安”縦折りスマホ「Libero Flip」を試す 普段使いなら不満なし?(3/5 ページ)
Y!mobile初の縦折りタイプのスマートフォン「Libero Flip」が発売された。これまで「高価が当たり前だった」折りたたみスマホに「安価な選択肢」ができた。実機をお借りできたので、「Galaxy Z Flip4」ユーザー視点でレビューしたい。
アウトカメラは実質単眼仕様 超広角レンズは欲しかった
続いて、アウトカメラについて確認する。作例を比較する前にスペックをおさらいしたい。
Galaxy Z Flip4のアウトカメラは約1200万画素の「広角カメラ」(F1.8、デュアルピクセルセンサー)と、同じく約1200万画素の「超広角カメラ」(F2.2)のデュアル構成となっている。一方、Libero Flipは約5000万画素の「メインカメラ」と、約200万画素の「深度測定用カメラ」のデュアル構成だが、写真や動画の撮影に使うのはメインカメラのみなので、こちらは実質単眼仕様といえる。
作例をいくつか下に貼り付ける。初めに超広角カメラで撮影した画像から見ていこう。
Galaxy Z Flip4の超広角カメラは標準のカメラアプリで倍率を0.5xにすることで有効になる。解像感のよさやワイドに撮れることについてはさすがといえる。
続いて倍率を1xにして撮影してみると、どちらもきれいな仕上がりにはなるが、色味が異なる。発色のいい仕上がりになるのがGalaxy Z Flip4。それに対し、やや薄い色になるのがLibero Flipだ。
違いが顕著になったのは10.0xにして撮影したときだ。両機種ともデジタルズームだが、Libero Flipの方が粗さは目立ち、暗所での撮影には向かない。仕上がりのイメージはどちらも塗り絵っぽくなる。物体のディテールはほぼ分かるくらいで、細かい網目や窓枠などは潰れてしまう。
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