レビュー

あおり運転対策にも効果がある前後録画ドラレコ「MF-BDVR002」を試す ヘルメットに装着してインカム機能も(2/4 ページ)

できれば避けたいが、どんなに気を付けていても遭遇する可能性のある追突事故やもらい事故。正当性を主張するためにもドライブレコーダーは欠かせないが、それはバイクでも同様だ。今回は、ヘルメットに取り付けるタイプの前後同時録画可能な「MF-BDVR002」を紹介する。

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

電源ボタンのない本体――その理由は押し忘れ防止のため

 MF-BDVR002は、ソニーセミコンダクタソリューションズ製の低照度カメラモジュール「STARVIS IMX335」を前後カメラに採用した前後同時録画バイク用ドライブレコーダーだ。解像度は2560×1440ピクセルの2K画質で、グローブを装着したままでも操作しやすい大きめボタン、Wi-FiとBluetoothの搭載、IP66等級の防塵(じん)/防水性能があり、突然の土砂降りにあっても壊れにくい。


MF-BDVR002の前後カメラ。左がフロント側で、右がリア側だ

本体横のロゴ

大きめのボタン

あらゆる方向からの強い噴流水を浴びても本体への影響がないIP66となる

重さは実測121gと軽量だ

 バッテリー容量は2000mAhで、最大3時間の連続録画が可能だ。別売りの防水バッテリーボックスは18650リチウムイオン電池を入れて使う方式なので、電池のみ複数用意しておけば、録画時間を伸ばせる。なお、本体の内蔵バッテリーへの充電はUSB Type-Cで行う。


こちらは別売りの防水バッテリーボックス。一般的な18650リチウムイオン電池を自分で入れて使う

充電端子はUSB Type-C。満充電になるまで3~4時間ほどかかった

 パッケージに含まれるのは本体の他、挟み込み式/両面テープ固定式の2in1タイプのブラケット、ヘルメット装着型イヤフォン、ハードマイク(アームタイプ)、ソフトマイク(両面テープ固定式)、充電ケーブル、イヤフォンカバー、六角レンチなどだ。

advertisement

パッケージの中身。左上から時計回りにイヤフォンカバー、ヘルメット装着型イヤフォン、ハードマイク、ソフトマイク、六角レンチ、両面テーブブラケット、ケーブル留め具、充電ケーブル

 なお、記録用microSDメモリーカードは別に用意する必要がある。対応する書き込み速度はV30以上で、32GB~128GBのものを用意しよう。


microSDメモリーカードは別に用意しておこう

 MF-BDVR002には電源ボタンがない。ではどうやってオンオフを切り替えるかというとブラケットへ装着することで自動的に電源がオンになる。その後、Gセンサーが作動し、脱いだヘルメットを置いておけば3分後には自動的に電源がオフになる。ヘルメットをかぶろうとするとカメラもオンになるという仕組みだ。

 これならせっかく装着しているのに録画できていなかったということを防げる。自動車用のドライブレコーダーがエンジンをかけると自動的に録画開始するように、ヘルメットをかぶることで電源オンになるというのは非常に理にかなっていると感じた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.