レビュー

イヤーカフ型イヤフォンがもう手放せない 高価だがオンライン会議が多い在宅勤務で大活躍 そのワケは(3/4 ページ)

いろいろ試した上で、2024年時点でベストバイと感じているのが「HUAWEI FreeClip」という完全ワイヤレスイヤフォンです。

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HUAWEI FreeClipの具体的に推せるところは?

 HUAWEI FreeClipをここまで評価しているのは「快適な装着感だけにあらず」という部分も大きいです。実際にしばらくの間使ってみて感じたのですが、イヤーカフ型とは思えない音質実際に約8時間持つバッテリー性能2台同時接続できるマルチポイントの安定動作多機能さワイヤレス充電対応の充電ケースといった、完全ワイヤレスイヤフォンに求める機能を一通りそろえ、しかもクオリティーがどれも非常に高いところにあります。それぞれ(ほぼ)一問一答形式で紹介します。

イヤーカフ型とは思えない音質

 イヤーカフ型で音は不利かと思いきや、耳をふさがないオープンイヤー型イヤフォンでトップを争えるレベルの音が出ます。約10.8mmのデュアルマグネットダイナミックドライバーを搭載している効果なのか、不足しがちな低音もしっかりと感じられます。

 オンライン会議の通話では十二分すぎるほど、専用アプリでイコライザー設定も用意されているので、軽い音楽鑑賞や動画視聴も、ながら聴きにはばっちりです。

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実際に約8時間持つバッテリー性能

 筆者はヒアラブルデバイスとしてイヤフォンを装着しっぱなしにする用途において、イヤフォン単体でのバッテリー駆動時間がかなり重要だと思っています。バッテリーケースに収納して小まめに充電するのは面倒です。

 HUAWEI FreeClipは小さなボディーでありながら、実測で約8時間ほど連続で使い続けることができました。欲を言えば約10時間を突破してくれるともっとうれしいのですが、サイズ的に限界でしょうか。


イヤーカフ型はこんな感じです

スマホとPC、マルチポイントがスムーズに動作する

 HUAWEI FreeClipはマルチポイントによる2台同時接続に対応しています。iPhoneとPCに接続してみましたが、音が出ているデバイスに対して機敏に切り替わります。たまに切り替わりがスムーズでない製品もある中で、当たり前に動作するという安定感がありました。耳をふさがないイヤフォンでマルチポイント対応は本当に便利です。


iPhoneとPCに同時ペアリングしたところ。先に音が出たデバイスに即座につながります

充実の多機能

 まだまだあります。「左右の自動識別(左右のイヤフォン本体を耳のどちらに装着、またはケースに収納してもOK)」「逆音波システムによる音漏れ防止」「ノイズリダクション付き高性能マイク」「タッチコントロール」「IP54の防塵(じん)防滴性能」「ワイヤレス充電対応バッテリーケース」「低遅延モード」など、完全ワイヤレスイヤフォンに求める機能をほぼ搭載しており、「あれがなくて惜しい!」というものが見当たりません。

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