2024年を代表するスマートフォンは? 「スマホ・オブ・ザ・イヤー2024」結果発表(3/4 ページ)
ITmedia Mobileでは、2024年を代表するスマートフォンを決定する「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2024」を開催しました。2024年1月1日から2024年12月中旬までに発売したスマートフォンからノミネートした主要機種の中から、2024年のベストスマホを決定します。ハイエンド部門とミッドレンジ部門で受賞した機種を発表します。
島氏:オープン市場に登場した「らくらくスマートフォン」に衝撃
ハイエンド部門
・Xiaomi 14T Pro:10点
- AQUOS R9 pro:4点
- Pixel 9 Pro:4点
- Xiaomi 14 Ultra:4点
- Galaxy S24 Ultra:3点
ミッドレンジ部門
・らくらくスマートフォン Lite MR01:10点
- AQUOS sense9:9点
- Nothing Phone (2a)/Nothing Phone(2a)Special Edition:6点
- Libero Flip/nubia Flip 5G:0点
- Xiaomi 14T:0点
今回、方向性の異なるトップ端末が混在しているので、どれに10点を付けるか悩みました。
ハイエンドでは、普段使いできて、満足感があって、カメラもそこそこよいXiaomi 14T Proに10点を入れました。価格も比較的手頃で、AI機能も今年から日本語対応が少しあった点が評価できます。
Xiaomi 14 Ultraはいいのは分かるものの、おサイフケータイが使えないなど普段使いしたくないので4点。AQUOS R9 proも同点です。ハイエンド好きにはありかもしれませんが、カメラ好きにとっては、「そこまでいくなら昔のニコンみたいにデジカメにAndroid搭載すればよいのでは……」と感じてしまう部分があったので、もうちょっと飛び抜けて欲しかったですね。Pixel 9 Proも4点です。こちらももう少しプロセッサがよければ……。
ミッドレンジは、らくらくスマートフォン Lite MR01に10点を入れました。オープンマーケット向けに、タッチで操作できるモデルが登場したというのが衝撃的でした。どんなキャリアを選んでも安心して使える端末として評価しています。
9点を入れたAQUOS sense9は、上位の「AQUOS R9」ゆずりの機能を多く搭載して、完成度が高くなったとは思いつつ、個人的には大画面や簡単さにも挑戦してほしかったですね。Nothing Phone (2a)も、バランスがいい端末だったので残りの6点を入れました。ただ、欲を言うと「Nothing Phone (3)」が出てから考えたいかな。
村元氏:自分が楽しく使い込めた「Xiaomi 14 Ultra」に10点
ハイエンド部門
・Xiaomi 14 Ultra:10点
- Pixel 9 Pro:6点
- AQUOS R9 pro:3点
- Galaxy S24 Ultra:3点
- Xiaomi 14T Pro:3点
ミッドレンジ部門
・AQUOS sense9:10点
- Nothing Phone (2a)/Nothing Phone(2a)Special Edition:8点
- Xiaomi 14T:5点
- Libero Flip/nubia Flip 5G:1点
- らくらくスマートフォン Lite MR01:1点
ハイエンドは、どれもいいなと思って、比較的横並びに配点しました。中でも自分が楽しく使い込めたXiaomi 14 Ultraに10点、Pixel 9 Proに6点を入れました。Galaxy S24 UltraはAI機能が素晴らしく、Xiaomi 14T ProのAI機能もなかなか賢い、AQUOS R9 proもカメラで楽しく撮れる、ということでそれぞれ3点を付けています。
ミッドレンジは、自身で買うことはあまりないので、「もし人に勧めるとしたら」という視点で選びました。全方位的によくできているAQUOS sense9を1位に据えつつ、変わったデザインの端末が欲しい人にはNothing Phone (2a)が面白いと思って8点を入れました。Xiaomi 14Tもお買い得なので5点です。
一方、Libero Flip/nubia Flip 5Gとらくらくスマートフォン Lite MR01は使う人を選ぶので、ちょっと僕は勧めたくないかな……。とはいえ、ニーズはあるだろうと考えて1点ずつ入れました。
ITmedia Mobile編集部:「使いたい」「ワクワクする」と思える視点でXiaomi 14 Ultraに10点
ハイエンド部門
・Xiaomi 14 Ultra:10点
- Pixel 9 Pro:6点
- Xiaomi 14T Pro:5点
- AQUOS R9 pro:2点
- Galaxy S24 Ultra:2点
ミッドレンジ部門
・AQUOS sense9:10点
- Xiaomi 14T:9点
- らくらくスマートフォン Lite MR01:3点
- Libero Flip/nubia Flip 5G:2点
- Nothing Phone (2a)/Nothing Phone(2a)Special Edition:1点
ハイエンドは、今年を代表するスマートフォンという意味で、「使いたい」「ワクワクする」と思える端末がいいだろうと考え、冒険していたXiaomi 14 Ultraの方を選びました。同じようにカメラを強化したモデルとしてAQUOS R9 proもありましたが、それよりも早く発売していたことも評価しました。一方、普段の使い勝手も重要だと思うので、Xiaomi 14T Proにも5点を入れています。
Pixelシリーズについては、ラインアップの拡充やPixel 9 Proが比較的持ちやすいサイズ感を出したことなど、万人受けしやすい特徴を鑑みて、高めの点数にしています。
ミッドレンジについては、買う人がリテラシーが高くないだろうという前提で、冒険よりも失敗・ハズレがないという視点でAQUOS sense9が一番だと判断しました。一方でXiaomi 14Tはよくよく見るとau版が一括5万円台ということで、AQUOS sense9より安い。しかもライカカメラを搭載していて、知る人ぞ知る逸品として9点を付けました。
他の3機種はユーザーを選ぶ機種なので、点数は低めにしています。
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