新OSにも対応、Huawei「Mate 70 Pro+」が中国で発売に:山根康宏の海外モバイル探訪記(2/2 ページ)
Huaweiから自社製プロセッサ搭載の最新モデル「Mate 70」シリーズが計4製品、登場しました。
さて、カメラは他社のハイエンドモデルと同等の性能ですが、広角カメラは可変絞りを搭載しています。f/1.4からf/4.0までを切り替えできます。Mate 70シリーズは他に「Mate 70」「Mate 70 RS Ultimate Design」を合わせた4機種が登場しますが、全モデル同じ可変絞りカメラを搭載します。
カメラ性能は安定の品質、Huawei独自のXMAGE技術で映える写真も自然感を忘れずいい色に仕上げてくれます。可変絞りはアパーチャモードではワンタッチ切り替え、プロモードでは細かく設定できます。
さて、Mate 70シリーズはHuaweiの次世代OS「HarmonyOS NEXT」に対応します。同OSはAndroidベースから完全離脱し、独自開発されたもの。従来のアプリは動きません。今後どの程度アプリが増えるかが普及のカギを握るでしょう。また、HarmonyOS NEXTの新機能も増えています。その1つ、ハンドジェスチャーによるコンテンツのコピペを試してみました。
同じHuaweiアカウントでログインしている端末同士で写真をコピーしてみましょう。
写真表示されている端末の前で手のひらを広げます。すると画面上部に手のひらアイコンが表示され、手のひらを認識したことが分かります。分かりやすいように矢印を入れました。
その状態で手を握ると、写真も握られたようなアニメーション表示がされます。
手を握ったまま隣の端末の前に持っていきます。画面上部に手を握ったアイコンが表示されます。これも矢印を見ると分かるでしょう。
その状態で手を開きます。画面に「O」のリングが表示され、写真がコピーされます。慣れれば素早く操作できるので、手軽なコピペが可能です。
この手の機能はかなり前にも実装した端末がありましたが、動作は不安定でした。Mate 70 Pro+のHarmonyOS NEXTでの操作は快適であり、今後はこの操作がタブレットやPCなどでもできるようになるのでしょう。Mate 70シリーズの登場でHarmonyOS NEXTの普及も一気に広がるかもしれません。
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