2億画素の望遠カメラを搭載するハイエンドスマホ、HONORの「Magic7 Pro」を試す:山根康宏の海外モバイル探訪記(1/2 ページ)
2024年10月末に中国で発表した「Magic7 Pro」は、Snapdragon 8 Eliteを採用したフラグシップクラスの製品です。
HONORといえばHuaweiから分離したメーカーですが、今ではカメラ性能に優れたモデルに加え、世界最薄の折りたたみスマートフォンもリリースするなど、アグレッシブに市場を攻めています。2024年10月末に中国で発表した「Magic7 Pro」も、Snapdragon 8 Eliteを採用したフラグシップクラスの製品で、グローバル展開も行われる予定です。
Magic7 Proのディスプレイ輝度は5000ニトで、現在販売されているスマホの中でも最も明るい性能を誇っているモデルと言えます。6.8型(2800×1280ピクセル)のディスプレイには5000万画素と、ToF(Time-of-flight:深度)という2つのフロントカメラを搭載しています。3Dフェースアンロックに加え、指先タッチですぐにロック解除できる3D指紋センサーもディスプレイ下部に備えています。
背面のデザインはオーソドックスと思いきや、正方形の台座に正円のカメラバンプを乗せています。2つの異なる図形の組み合わせは、宇宙の神秘的な美を表しているそうで、日本のシャープ「AQUOS R9」のような、一見すると非対称的なデザインがいいアクセントになっています。
バッテリーの容量はは5850mAhです。最近の中国メーカーはSi/Cを材料とするバッテリーを採用することで、従来の5000mAhという一般的なバッテリー容量の壁を破っています。しかも急速充電は100Wに対応、ワイヤレスでも80Wと、かなりの急速充電を実現しています。
カメラは広角が5000万画素。f/1.4からf/2.0の可変絞り対応となっています。超広角も5000万画素で、ワイド撮影も美しい仕上げが期待できます。そして望遠は2億画素の3倍望遠を搭載し、遠距離撮影も高精細な結果が得られるといいます。前モデル「Magic6 Pro」は1.8億画素の2.5倍望遠だったので、望遠カメラ性能は体感的にも大きく高まっていそうです。
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