折りたたみスマホ、世界市場でXiaomiが185%成長 サムスンがシェア56%
カウンターポイント社は、折りたたみ型スマートフォンのグローバル市場(2024年第3四半期)の出荷量を発表。前年同期比1%減少で、対前年同期比で6四半期連続していた成長がストップした。
カウンターポイント・リサーチ・エイチ・ケーは、1月22日に折りたたみ型スマートフォンのグローバル市場(2024年第3四半期)の出荷量を発表した。
前年同期比1%減少で、対前年同期比で6四半期連続していた成長がストップした。第3四半期の前年比割れはこの商品セグメントとしては初で、背景にSamsungの新機種「Galaxy Z6」シリーズが期待ほど伸びなかった影響があるという。
Samsungが折りたたみ型スマートフォンで56%のシェアを獲得したのは「Galaxy Z6」シリーズの後押しがあった一方、同社の出荷台数は前年同期比で21%減少。クラムシェル型「Galaxy Z Flip 6」は前身機種ほどの勢いがなく、2024年第3四半期は中国国外ではシェア82%ながら中国ではシェア8%にとどまる。
北米ではモトローラが米1000ドル未満のフリップ型端末「razr」、西欧ではHonorが「Magic V」シリーズを販売。Huaweiは中国で「Mate X5」と「Pocket 2」で人気を集め、折りたたみ型スマートフォンの出荷は前年同期比成長を続けている。
中でもXiaomiは前年同期比185%の成長で、初のクラムシェル型「Mix Fllip」が加わったこと、中国国外での事業が始まったことが結果につながっている。世界全体での出荷シェアも6%に上昇し、2021年第1四半期に折りたたみ型スマートフォンへ参入して以来最高の数字となった。
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