Android 16のパブリックβ1リリース Pixel 6以降で試用可能
Googleは、次期モバイルOS「Android 16」の最初のパブリックβ版を公開した。Pixel 6以降のPixelシリーズにインストールできる。一般ユーザー向けの新機能もいくつか試せる。
米Googleは1月23日(現地時間)、次期モバイルOS「Android 16」の最初のパブリックβ版を公開した。専用サイトからシステムイメージをダウンロードし、インストールできる。対応する端末は、「Android 15」と同じ、Pixel 6以降のPixelシリーズだ。
一般ユーザーもインストールできるが、あくまでもフィードバック用であり、端末の正常な動作を阻害するエラーや欠陥が含まれているおそれがあるので注意されたい。
本稿では主に一般ユーザー向けの新機能を紹介する。
大画面や折りたたみでもアプリが最適表示に
Googleはアプリ開発者に対し、サイズ変更時にアプリがどのように動作するかを確認し、可能であればアダプティブレイアウトを実装することを推奨。これを実装したアプリでは、ユーザーが画面のサイズ変更が可能になる。
iOSの「ライブアクティビティ」のような「Live Update」
宅配やタクシーアプリなどの通知をロック画面に表示する「Live Update」機能が追加される。iOSの「ライブアクティビティ」とほぼ同様のものだ。
Advanced Professional Video(APV)のサポート
Advanced Professional Video(APV)コーデックのサポートで、動画品質が上がる。
APVは韓国Samsungが開発したコーデックで、ほぼロスレスな動画品質を提供し、画質の大幅な劣化なしに複数のデコードと再エンコードが可能になるとしている。
Android 15は昨年10月にリリースされた。その後Androidのリリースサイクルが変更され、Android 16の公式版は6月ごろにリリースされる見込みだ。
関連記事
GoogleがSamsungイベントで発表したこと BixbyからGeminiへ、など
Googleは、Samsungの新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」に参加した。GeminiアプリがBixbyに代わってデフォルトのAIアシスタントになる。Gemini Liveでは、画像と動画についても会話できる。「Android 16」は秋ではなく4~6月期リリースへ
Googleは、これまで秋にリリースすることが多かったAndroid OSの公式版を、「Android 16」では2025年4~6月期にリリースすると発表した。Androidエコシステムのデバイス販売スケジュールとの整合性を高めるためとしている。「Android 16」のデベロッパープレビュー 1リリース
Googleは、次期モバイルOS「Android 16」の最初のデベロッパープレビュー版(デベロッパー プレビュー 1)を公開した。正式版は2025年第2四半期リリースの見込みだ。AndroidとPixelに今年最初の月例更新 「Pixel 4a」に異例のアップデート
Googleは1月のAndroidとPixelの月例ソフトウェアアップデートを公開した。Androidでは危険度が最高の「重大」6件を含む多数の、Pixelでは「重大」1件の脆弱性を修正。また、サポート終了の「Pixel 4a」に異例のアップデートも。「Android 15」正式版リリース 盗難対策や折りたたみ向けペアアプリアイコンなど
Googleは、「Android 15」の正式版をリリースした。Pixelデバイス向け配信が始まっている。Pixelでは重大度が最高の脆弱性修正も行われる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.