速報
「Android 16」のパブリックβ3リリース アクセシビリティ機能追加
Googleは、次期モバイルOS「Android 16」のパブリックβ3を公開した。アプリ開発者はAndroid 16向けアプリをPlayストアにプッシュできる段階だ。視聴覚障害者向け新機能が追加された。
米Googleは3月13日(現地時間)、次期モバイルOS「Android 16」のパブリックβ3を公開した。この段階で、APIサーフェスがロックされ、アプリ向けの動作は最終版になる。つまり、アプリ開発者はAndroid 16向けアプリをPlayストアにプッシュできる。
開発サイクルの最終段階であり、新機能の追加はほとんどない。聴覚障害者向け、視覚障害者向けの以下の2機能が追加された。
「Auracast」放送を補聴器やイヤホンに直接ストリーミング
「Auracast」は、スマートフォンを使って公共の場などの音声放送を補聴器に直接接続できるようにするBluetooth技術。AndroidがこのAuracastをサポートするので、Auracast対応の補聴器やイヤホンとAndroid端末を接続することで、互換性のあるTVストリーマーや公共の会場からのAuracast放送を聴くことができるようになる。
advertisement
テキストのコントラストを最大限に高めるアウトラインテキスト
視力が弱く、背景上のテキストを読みにくいユーザー向けに、「アウトラインテキスト」を導入する。文字の周囲に大きなコントラスト領域が描画され、読みやすくなる。
Android 16の公式版は6月までに公開される見込みだ。
関連記事
2025年最初の「Pixel Fearture Drop」はもりだくさん 花粉トラッカーも
GoogleはPixel端末の新機能を紹介する「Feature Drop」の3月版を公開した。「Gemini Live」のマルチモーダル化や新しい「モード」など、もりだくさんだ。待望の花粉トラッカーも追加される。AndroidとPixelに3月の月例更新 Pixel Watchは「Wear OS 5.1」に
Googleは、AndroidとPixelの3月の月例ソフトウェアアップデートの配信を開始した。多数の「致命的」脆弱性が修正される。PixelスマートフォンとPixel Watchではバグ修正と改善も含まれる。Android 16のパブリックβ1リリース Pixel 6以降で試用可能
Googleは、次期モバイルOS「Android 16」の最初のパブリックβ版を公開した。Pixel 6以降のPixelシリーズにインストールできる。一般ユーザー向けの新機能もいくつか試せる。「Android 16」は秋ではなく4~6月期リリースへ
Googleは、これまで秋にリリースすることが多かったAndroid OSの公式版を、「Android 16」では2025年4~6月期にリリースすると発表した。Androidエコシステムのデバイス販売スケジュールとの整合性を高めるためとしている。「Android 15」正式版リリース 盗難対策や折りたたみ向けペアアプリアイコンなど
Googleは、「Android 15」の正式版をリリースした。Pixelデバイス向け配信が始まっている。Pixelでは重大度が最高の脆弱性修正も行われる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.