新しいPebbleOSウォッチ「Core 2 Duo」と「Core Time 2」、予約開始
Pebble創業者のミジコフスキー氏が予告していた新スマートウォッチ「Core 2 Duo」と「Core Time 2」の予約受付が始まった。前者は7月に、後者は12月に発売の予定だ。
Pebble創業者のエリック・ミジコフスキー氏は3月18日(米国時間)、かつてのPebbleの精神を受け継ぐ新しいスマートウォッチ「Core 2 Duo」と「Core Time 2」を、同氏の新会社、Core Devicesで発売すると発表した。予約受け付け中だ。
Pebbleは、シンプルな機能、長いバッテリー寿命、ユニークなデザインが特徴のe-paperスマートウォッチで、2012年にKickstarterで登場した。その後、2016年にFitbitに買収され、そのFitbitを買収したGoogleが今年1月にPebbleのOST「PebbleOS」をオープンソース化した。ミジコフスキー氏はその際、Pebbleスマートウォッチを復活させると予告していた。
Core 2 Duo
Core 2 Duoは、Pebble 2をベースに大幅な改良が加えられたモデル(Duoは「Do-over(やり直し)」という意味とのこと)。
1.2型のモノクロe-paperディスプレイを搭載し、フレームはポリカーボネート、フレームにはブラックかホワイトのカラーオプションがある。
気圧計とコンパスを搭載し、バッテリー寿命が先代の7日から30日に大幅に向上する。防水レベルはIPX8。
1万以上あるPebbleアプリとウォッチフェイスに対応する。
価格は149ドルで、7月から出荷開始の予定だ。
Core Time 2
Core Time 2は、Fitbitによる買収で日の目を見なかった「Pebble Time 2」が実現するはずだった機能をさらに進化させた、“開発者の夢のウォッチ”という。
1.5型の64色e-paperタッチスクリーンディスプレイを搭載。フレームはメタル製で、複数のカラーオプションを用意する予定。フラットなガラスレンズを採用し、グレアや反射を軽減する。バッテリー持続時間は約30日。心拍数モニターを搭載し、こちらも1万以上あるPebbleアプリとウォッチフェイスに対応する。防水レベルはIPX8。
価格は225ドルで、12月から出荷開始の予定だ。
PebbleOSがオープンソース化されたことにより、ユーザーは自由に新しいソフトウェア機能を追加したり、OSを改造して独自のウォッチで動作させたりすることも可能だ。
これらのウォッチはstore.rePebble.comで独占的に販売される。ディスプレイの在庫が限られているため、製造数も限定されるという。
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