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AndroidとPixelに8月の月例アップデート 重大な脆弱性などを修正

Googleは、AndroidとPixelの8月月例アップデートを公開した。リモートコード実行(RCE)の重大な脆弱性などを修正。Pixelシリーズ(7以降)では、システムの安定性向上やナビゲーションに関するバグ修正も行われる。


 米Googleは8月1日(現地時間)にAndroidの、5日にPixelの月例セキュリティ情報の8月版を公開した。Pixelシリーズのスマートフォンでは、幾つかのバグ修正も行われる。筆者の端末での更新サイズは11.27MBだった。

 セキュリティ関連は、Android全体では2件の「重大」を含む6件の、Pixelでは1件の脆弱(ぜいじゃく)性が修正される。

 重大な脆弱性「CVE-2025-48530」はシステムコンポーネントで発見されたもので、他のバグと組み合わせることで、追加の実行権限なしにリモートでコードが実行されるおそれがある、リモートコード実行(RCE)と呼ばれるものだ。もう1件はQualcommクローズドソースコンポーネントに影響する脆弱性だ。

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「CVE-2025-48530」

 Pixelでは、「Pixel 7」以降のモデルで以下3件の改善とバグ修正が行われる。

  • 特定の状況におけるシステムの安定性とパフォーマンスの全般的な改善
  • 特定の状況でスケジュールされたダークテーマが機能しない問題の修正
  • 特定の状況における3ボタンナビゲーションとジェスチャーナビゲーションの問題の修正

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