MVNOサービスのeSIM対応状況まとめ【2025年10月版】 意外と異なる手数料、iOSクイック転送では不公平感も(2/3 ページ)
MVNOサービスのeSIM対応状況や手数料の違いについて整理。プロファイル発行手数料とは別で手数料が発生する場合や、全てまたは部分的に無料とするなど、手数料はサービスによって異なる。iOSのクイック転送はKDDI系列のMVNOしか現状使えず、不公平感が生まれている。
日本通信:年3回までは発行手数料が無料
日本通信SIMではeSIMを提供している。物理SIMからeSIMへの変更や、eSIM再発行にかかる手数料は、年3回までは無料で、4回目以降は1100円がかかる。
HISモバイル:ドコモ回線で利用可能
HISモバイルでは、ドコモ回線を用いた「自由自在2.0プラン」と「データ定額2.0プラン」でeSIMを利用できる。eSIMの再発行、物理SIMからeSIMに変更する際の手数料として1100円がかかる。
トーンモバイル:9月から対応、同一機種の再発行なら手数料なし
トーンモバイルでは、9月24日からeSIMを利用できるようになった。既存ユーザーは会員ページからeSIMに変更できる。
物理SIMからeSIMに変更する際、eSIMを再発行する際は、eSIMプロファイルの発行手数料として352円がかかる。ただし端末初期化やeSIMプロファイルのダウンロード失敗などにより、同一機種でeSIMプロファイルを再発行する場合、手数料はかからない。
メルカリモバイル:当初からeSIMを提供
メルカリモバイルでは、サービス開始当初からeSIMを提供している。eSIMの再発行、物理SIMからeSIMへの変更には440円の手数料が発生する。
エックスモバイル:複数ブランドでeSIMに対応
エックスモバイルでは、HORIE MOBILE、HORIMO、マジモバSIM、 D-Lab SIMなどを含め、同社が提供するサービスは2025年3月24日からeSIMでの契約が可能になった。また、2025年7月からは物理SIMからeSIMへの変更も可能になった。
物理SIMからeSIMへの変更手数料、eSIMの再発行手数料ともに3300円かかる。
au回線のiPhone同士なら「クイック転送」を使えるMVNOも
KDDI傘下のBIGLOBEモバイルとJ:COM MOBILEは、au回線ならiPhoneのクイック転送を利用できる。クイック転送を利用すれば、マイページから再発行する必要がなく、eSIMのプロファイルを新しいiPhoneに転送できる。ネットワークを経由するのでWi-Fi環境は必要だが、手数料がかからないのはありがたい。
BIGLOBEモバイル:ドコモ回線とau回線で利用可能
BIGLOBEモバイルではタイプD(ドコモ回線)とタイプA(au回線)の両方でeSIMを提供している。物理SIMをeSIMに変更する際や、eSIMを再発行する際は、433.4円の手数料が発生する。なお、タイプAの回線を使っているiPhoneはクイック転送を利用できるため、手数料は発生しない。
J:COM MOBILE:eSIM発行の手数料が無料
J:COM MOBILEではeSIMを提供しており、再発行はマイページから無料で行える。通常、MVNOではキャリアに支払うプロファイル発行手数料が必要になり、ユーザーが負担するケースが大半だが、これを無料としているのはうれしいポイントだ。
なお、物理SIMからeSIMへの変更はマイページでは行えず、カスタマーセンターに電話で手続きをする必要がある。その際も手数料は発生しない。
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