セブン-イレブンで3つある印刷アプリは何が違う? 料金差やメリット・デメリットを整理
「セブンイレブンでスマホから印刷したいだけなのに、アプリが複数あってどれを使えばいいか分からない」といった声が聞かれる。結局どれをインストールすべきなのでしょうか。それぞれのアプリの仕様やメリット、そして気になる印刷料金の違いを整理してみました。
「セブンイレブンでスマホから印刷したいだけなのに、アプリが複数あってどれを使えばいいか分からない」「アプリによって料金が変わる」――。 先日、SNSを中心にこのような嘆きが話題になりました。確かにApp StoreやGoogle Playで検索すると、「セブン-イレブン マルチコピー」「かんたんnetprint」「netprint」と、似たようなアイコンの公式アプリが3つも並んでいます。
なぜ3つもあるのでしょうか。そして結局どれをインストールすべきなのでしょうか。それぞれのアプリの仕様やメリット、そして気になる印刷料金の違いを整理してみました。
3つのアプリ、何が違う?
まずは3つのアプリの仕様を比較してみましょう。比較に関しては、セブンイレブンの公式サイトに用意されていますが、主な違いに関してまとめると下記のようになります。
大きく分けると、プリントしたいデータをスマートフォンから直接送信するか、ネット(クラウド)経由にするかというのが1つの大きな違いとなります。
セブン-イレブン マルチコピーは、スマートフォンにある写真やPDFなどのデータを、店舗にあるマルチコピー機とWi-Fiで直接接続してデータを送信します。このため、マルチコピー機の前でスマートフォンの操作などが必要になります。スマートフォンに接続して使うネットワークプリンタというイメージです。
一方、かんたんnetprintとnetprintは、印刷したいデータを事前にnetprintのクラウドサーバに登録する必要があります。といっても、操作自体はアプリからファイルを選択するだけです。登録後は、スマートフォンに表示されるQRコードを店舗にあるマルチコピー機にかざす、あるいは登録に発行される予約番号を入力することでプリントできます。
もう1つの大きな違いが料金です。SNSでも話題になっていましたが、セブン-イレブン マルチコピーとかんたんnetprint/netprintでは、同じデータを印刷する場合でも料金が異なることがあります。
白黒印刷の料金はどちらも同じ20円ですが、カラー印刷の料金は、かんたんnetprint/netprintの方が割高に設定されています。これはクラウドサーバを利用する料金も含まれるためなのでしょう。
なお、アプリを使わず、USBメモリやSDメモリカードを持っていき、マルチコピー機に挿入することでも印刷は可能です。この場合の料金は、カラー印刷はセブン-イレブン マルチコピーと同額ですが、白黒印刷は1枚10円となっています。
アプリ別のメリットとデメリット
ここからは、各アプリの特徴、メリットとデメリットを簡単にまとめてみます。
セブン-イレブン マルチコピー
このアプリの最大の特徴は、店内のマルチコピー機とWi-Fiで直接通信するという点です。事前にアップロードするのではなく、コピー機の前に立ってからアプリを操作し、データを送信します。
- メリット
- 印刷料金が安い:カラー印刷の料金が安くなります。大量に印刷する場合、この差は大きいです
- スキャン機能:コピー機でスキャンしたデータを、そのままスマホに保存することが可能です
- 会員登録不要:アプリを入れてすぐ使えます
- デメリット
- 操作が少し手間:店頭でマルチコピー機のWi-Fiに接続する手順が必要です
- Office文書が印刷できない:WordなどのOffice文書の印刷には対応していないので、書類をいったんPDFにするなどの手間があります
かんたんnetprint
「とにかく今すぐ、1枚だけ印刷したい」という場合に便利なアプリです。会員登録なしですぐに使えます。
- メリット
- 登録不要:アプリを入れ、ファイルをアップロードするだけで「QRコード」や「予約番号」が発行されます
- どこでも登録可:自宅や移動中にアップロードしておき、店舗ではQRコードや番号入力だけですぐに印刷できます
- デメリット
- 期限が短い:登録日+1日でデータが消えるため、次にコンビニ行ったら……という使い方には向きません
- 印刷コスト:クラウド使用料が含まれるイメージで、カラー印刷の料金がセブン-イレブン マルチコピーより割高になっています
netprint
かんたんnetprintの上位版で、使用するにはユーザー登録(無料)が必須となります。
- メリット
- 保存期間が長い:登録から30日間保持されるため、「来週使う資料」や「次にコンビニ行ったとき印刷する資料」などを登録しておけます
- 再印刷が楽:一度登録すれば、期間内なら何度でも、別の店舗でも印刷可能です。また、予約番号があれば印刷できるので、他の人に印刷してほしいデータなどがある場合にも便利です
- デメリット
- 登録の手間:アカウント作成が必要です
- コスト:かんたんnetprintと同様、カラー印刷が割高になっています
3つのプリントアプリ、どれを使うべき?
用途別に整理すると、以下のような選び方がおすすめです。
- スキャンもしたい、カラーを1円でも安く大量に印刷したい:セブン-イレブン マルチコピー一択です。
- ユーザー登録は面倒、今すぐ印刷したい:かんたんnetprintがおすすめです。数十円の差なら手軽さを取る、という人に向いています。
- 資料を長期間(30日間)キープしたい、友人に番号を教えて印刷させたい:netprint」が便利です。
「コピー機アプリ」とひとくくりに考えがちですが、マルチコピーなのかクラウド印刷ツール(netprint)なのかという根本的な違いがあります。利用頻度と目的に合わせて、使用するアプリを選んでみてください。
Amazonでポータブルプリンターをチェック!
関連記事
ファミマ、セブン、ローソンなどで使える印刷サービスまとめ プリンタを持っていなくてもWeb・スマホからOK
都市部において汎用(はんよう)性が高いのは、コンビニで利用できるプリントサービスです。ファミマ、会員登録なしでスマホの写真/文書が印刷可能に PCにも対応
9月25日にはPCからも直接印刷したいファイルをアップロードできるファミマネットワークプリントのWebサイトもオープンしている。セブン-イレブンで「Wi-Fiルーター」レンタルできると話題に 「めっちゃ便利」「知らなかった」と歓喜の声も
セブン-イレブン・ジャパンが、都内18店舗でモバイルWi-Fiバッテリーのレンタルサービスを実施している。公式Xアカウントでも発信しており、ユーザーからは「便利」「知らなかった」といった反応が寄せられている。サービスの詳細は……?Xiaomiの「ポータブルフォトプリンター1S」を試す 「チェキ」ユーザーが感じた決定的な違い
筆者は普段、フジフィルムのインスタントカメラであるチェキで現物が出てくる写真撮影を楽しんでいました。そんな折、Xiaomiがポータブルフォトプリンターを発売しました。1カ月以上使い込んだので、チェキユーザー目線で比較を交えつつレビューしていきます。スマホカメラ全盛の今、あえて初代チェキ「instax mini 10」を使って“写真との向き合い方”を考えてみた
フィルムカメラを始めてみてもいいかもしれないと考えていたところ、ひょんなことから初代のチェキ「instax mini 10」を入手。最もよく使い、よく映るのはやはり人物撮影だった。フィルム写真はデジタルカメラの気軽さとは対照的に、慎重な観察と深い思考が求められる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.