「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に(2/3 ページ)
3月11日発売の「iPhone 17e」を先行レビューする。iPhone 14ベースのボディーに最新のA19チップを搭載し、待望のMagSafe対応やストレージの256GB倍増など、10万円を切る価格ながら“実質値下げ”といえる大幅な進化を遂げている。
同じように見えてしっかり進化しているカメラ、暗所での描写も向上
“e”モデルとしての制約が如実に表れているのがカメラ構成だ。ベースモデルのiPhone 17が広角・超広角のデュアル構成、Proが3眼構成であるのに対し、iPhone 17eは前モデルのiPhone 16eと同様、シングルカメラとなる。
iPhone 17シリーズには同じくシングルカメラのiPhone Airも存在するため、唯一というわけではないが、超広角にも切り替えられない割り切った仕様になっている。
一方で、これもiPhone 16eやiPhone Airと同様、約4800万画素と大きいため、この一部を切り出すことによって2倍までのズームは可能だ。手元にあるものをやや遠くから写して自身が影にならないようにしたいときなどにはこの2倍ズームが役に立つ。ただし、切り出している関係で、2倍で撮った際には有効画素数が約1200万画素(通常は約2400万画素)になる点には注意したい。
以下は、2倍ズームで撮った写真だ。偶然にも、2025年にiPhone 16eで撮ってITmedia Mobileに掲載した写真と全く同じ被写体で、光源などのシチュエーションも変わっていないため、写りを比較しやすい。
比べてみると、解像感などはあまり変わっていないものの、色合いがより鮮やかになっており、料理がみずみずしく見えるようになった。
これは、「A19」チップを採用し、低照度でのノイズ削減がよりうまくなったためだろう。絵作りの傾向としては、同じA19を搭載するiPhone 17シリーズのそれに近いと感じた。
ただし超広角がないため、風景をダイナミックに撮影できなかったり、望遠で遠くの被写体を捉えづらかったりはする。ハードウェアとして搭載されていないため致し方ないところだが、ズームについてはAIでの処理などをもっと頑張ってほしいと感じた。
チップの刷新に伴い、通常の写真として撮影した人物像を、後からポートレートモードへ切り替える機能も追加された。シャッターチャンスを優先してモードを切り替える余裕がない場面や、後日になって「やはり背景をぼかしたい」と感じた際に重宝する機能だ。シングルカメラでありながら被写体判別の精度は高く、境界線のボケ味も極めて自然に処理されている。
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